ムダ？それとも・・・

自転車の選手として走っている時、プロとアマチュアの違いを考えることがよくあった。

そのひとつに、　「アクシデントやイレギュラーに対応できるのがプロ」　「普段はプロ並みでもトラブル時にボロが出るのがアマチュア」　という定義。

知識と経験で複雑な場面に対応できるというのは、選手以外でもプロフェッショナルな仕事人なら同じ。

そのためには　(プロと呼ばれるには)　無駄と思われることもやっておかなければいけないし、先を読む力を養っておく必要がある。普段の仕事をやっていても、「これ何のためにやる？」　ということも多々あり、「必要なさそうだけど・・・」　と思う行動は多い。

しかし二度手間という言葉が嫌いな自分。その道のプロになるために、無駄に思える行動も先を読み二度手間にならないよう　「念のため」　にやっておくよう心掛ける。　(但し９割は本当に役立たず)

同じく秘書もムダに見える行動は多い。選手でもないのにヒーコラ言ってもがく　(苦しいのが好きなタイプ)。　プロになる訳じゃないのに心拍マックスで悶絶する　(逆に体に悪いぞ)。　仕事も石橋を叩き割るかと思うほど　(その割に抜けたところもある)。　くだらん会話も徹底的に突き詰める　(よし仕事に戻るぞ)。　それって一体何のため？　ひとえにプロフェッショナルな秘書になってくれるためと信じるぞ。

なので、お互いが　「それって何のため？」　と聞くと、必ず　「念のため」　と答える。毎日毎日精進する我々。　　「念のため」　が多いこと。