長田T.T
2024年11月26日 火曜日
沖縄から戻って一息ついた週末は諫早。曇り空だが風もほとんどなく暖かい。数年前はベンチコート着ていたのに今年は半袖でいけるほど。
日田も沖縄もレース中止になったので、今回は絶好の条件で良かった。
多少の雨でもレースはやるが、なるべくなら良い条件で走りたいのは誰でも同じ。選手も応援の観客も同じです。
諫早は県内でも貴重な平地があるから、坂道しかない佐世保の人たちにとっては待望のレースでもある。練習でさえ平地は走れないから、わざわざ干拓地へ走りに行ってたほど。
平地ばかりの地域に住む知人は、長崎は山があって羨ましいねという。坂道が走りたいと。人は無いものねだりだから、常に違う刺激を欲しがるのでしょうね。
俺も飽きっぽいから年がら年中ずっとそれ。レースに出ないのに練習ばかりじゃ楽しくないとか、暑いとか寒いとか、坂が多いの少ないの、忙しいだのヒマだのと。回遊してないと息が止まりそう。
だから、こういうイベントを企画や運営してくれる方々には感謝しないといけない。走る場がないと練習意欲も楽しみも半減だからね。
一時間の全力疾走。長田T.Tはいい練習にも刺激にもなります。
ツールドおきなわ3
2024年11月20日 水曜日
レースが中止になったからといって悪い事ばかりじゃない。今年は夏に完成したばかりの初めて泊まるホテル。スケジュール段階から時間の余裕を取りホテルでゆっくり過ごすつもりだった。
そのため寛げるラウンジがあり、歩いて行ける食事会場、フリードリンクというホテルを見つけて押さえておいた。それが功を奏して雨で引きこもる時間も、レースが中止になって持て余すはずの時間も余裕で楽しむことができた。
ラウンジでは飲み放題の酒飲んでビリヤードにダーツ。外ではタコライスにソーキそば、ゴーヤチャンプル、パンケーキにサーターアンダギー等々と朝から晩まで食いまくり。部屋のインナーバルコニーには遊び疲れた体をほぐすジャグジーが完備されており、森を眺めながらリラックス。
ディナータイムはアジアンバイキングを腹に詰め込みつつ、沖縄民謡ライブを恒例の最前列で盛り上がる。ツール参加史上過去一で仕事を忘れリゾートライフを楽しめたのは間違いない。
おかげさまで出発前に高校時代以来の最軽量体重を記録していたのが、戻ってみると3.5㎏増。一体どんだけ飲み食いしたんだ?
締めのラーメンの後は佐世保に戻って減量再出発。
そして選手たちは翌週の諫早長田T.Tへ気持ちを入れ替える。
ツールドおきなわ2
2024年11月15日 金曜日
レース中止決定と同時にやることがなくなり、シャワー浴びにホテルに帰ろうとしていたら、会場のテントに先日世界選手権で優勝した佐藤水菜選手が寛いでいた。
レースの先導役をやる予定だったのに走れなくなり、お願いしたらみんなと愛嬌たっぷりに記念写真に写ってくれた。
ホンマモンの世界チャンピオン、獲れたてホヤホヤのアルカンシェルジャージは後光が差してる。自転車選手が目指す頂点ジャージだからやっぱいいね。一生レインボー柄を身に着ける資格がもらえるなんて最高だろ。
俺は自分じゃ獲れないけど、乗ってたナガサワのフレームにアルカンシェルが入っていた。世界チャンピオンになったフレームメーカーも資格があるので、早速東レにも入るはず。
サトミナ囲んでみんなでヒャーヒャー言って少しテンション上げてホテルに帰り、土砂降りの中 パンケーキ食べに行きました。
ほんと食って飲んでばかり。沖縄まで来てレースを走れなかった分どっかに爪痕残して帰ることに決定。
ツールドおきなわ1
2024年11月13日 水曜日
36回目のツールドおきなわから戻ってきました。自分が知る限り直前中止は初めてでした。
前日から降り続ける大雨で、土曜のサイクリング部門は中止。日曜のレースは全種目距離を50キロに短縮して開催すると前日に連絡があった。
本来は距離別にスタート地点が分かれていたのが、全選手がメイン会場を45分の間にスタートしゴールに1時間ちょいで戻って来ることになる。かなりの大渋滞になるから心配もあった。
しかし国際チャンピオンレースがスタートして8分後、200(50)㎞市民レースのスタート2分前に中止が決定。距離もコースも変更になり気持ちを切り替えてスタート地点に立った選手たちにはショックのダブルパンチか諦めがついたか。
しかし、決定のアナウンスに対して選手たちが拍手で応えてくれたのは良かったね。苦しい練習を積んできて誰もが悔しかったはずなのに、スタート地点は雨も止んでいたのに、心では「また来年」と簡単には思えなかったはずなのに。
やる気満々だったAECのメンバーも残念な気持ちは強いけど、諦めて沖縄を楽しむことにしました。
つづく
沖縄行ってきます
2024年11月08日 金曜日
本日8日より11日までツールドおきなわ参加のため店休日になります。
沖縄在住の十数年は、自分のレースと重ならない限り選手やチームサポートをさせてもらっていたので、男女とも国際レースしか見ていなかった。それが佐世保に戻ってからはお客様を連れて50㎞レースやサイクリングへも関わってきたので、市民レースの方がより身近になった。
2010年AECオープンの年に一人で視察に行って以来、プランデミックコロナでの休止を挟んで13回目の沖縄ツアー。ツールドおきなわは雰囲気も独特でシーズンの総決算。今年も参加者は皆それぞれの目標を立て練習積んできました。
毎回事前の練習会から決戦の場まで、いろんなドラマとコメディが見られるので大変面白い。これまで暑さ寒さに耐え、大量の汗をかいて走ってきたのだから選手達には勇気を持ってレースで全て出し切ってほしいです。
今日明日は雨予報でもあるし、レース前は動き回らずしっかり体を休める計画。出来立てホヤホヤのホテル内でリゾート気分満喫できそうだし飲食の楽しみもあるから、リラックスしてレースに集中できそう。
みんなであと何度沖縄に行けるか分からないけど、誰かもう一度表彰台に立ってくれないかな?
留守中は来年に向け中坊も頑張っとけよ。
沖縄まで一週間
2024年11月01日 金曜日
早いものでツールドおきなわへ出発まであと一週間。今週末がレース前最後のチーム練習になる。同時に俺の朝練もひと段落つける。
今年は自分も自転車に乗れる身体になったので、選手たちの気持ちになって半年間早朝練習と筋トレを続けてきた。逃げ場を作らないように目標設定と中期計画と週毎のノルマを課してすべてクリア(あと一週間あるけど)。我ながら意外とよく頑張れた。やればできる子かも。
運動不足解消のついでに、おっさんができるのに若者ができない訳が無いだろうとプレッシャーを与えるつもりだったけど、少しはメンバーの刺激になったかな?
それも刺激と感じず他人が課したノルマだけを熟して満足し、ゆっくり寝ているようなら俺にできることは無い。やれるのにやらない者に伝える言葉は無いからゆっくりお休み下さい。
ちょっと前からクラブに入った中学生が、今のところ早朝と夕方の練習を行っている。俺が学生の頃走っていたコースを教えたら「自分もやります」と走り出した。
これから寒くなるからどこまで意志を貫いてやれるか、どれだけ続けられるかで彼の将来を占うから今は本気度を試している。口では何とでも言えるし始めるだけなら誰でもできるからね。
暑いとか寒いとか、辛いとか痛いとか、眠いとか遊びたいとか、誰でも当然思うけど「こうなりたい」の思いと天秤にかけて人は行動を選択する。だから本人の意思次第で未来はどうにでも変わる。 持って生まれた才能を心の強さで開花させて欲しいと願ってる。
本人に頑張る覚悟があるなら俺は応援するぞ。
沖縄で走るメンバーもこの時だけはプロフェッショナルライダーになったつもりで走って欲しい。応援してます。
観戦記2
2024年10月11日 金曜日
国スポ観戦して感じたけど、人口が多い都道府県が強いというわけではなく、伝統的に強い県は長年強い。そうでない県はやはり今年もという事が多い。(開催県は別)
たまに現れる天才的選手が周囲を引っ張ることがあるけど、数年後は元通りというパターン。予算を含めいろんな環境の違いもあるだろうから強豪県になるには数年かけて低年齢からの強化と親の協力が必要かも。
女子選手枠が増えたのは世界の流れだけど、まだ日本はどうなんだ?その分男子枠を減らしたのに女子選手0のチームもある。走ってもレベル差がありすぎるレースは危ないから、選考基準をもう少し上げた方がいい気がする。見てて怖い。
インターハイ観戦で思ったように、1年生から活躍する選手が増えたのは小中学生から競技を始める子が増えたからだと思う。以前「ペダリングは10歳までに覚えたほうがいい」と聞いたこともあるし、変な癖や考えが身に付く前に基礎を習えば伸びしろも増える。
最近はヨーロッパのプロを真似したポジションの高校生もいるけど、セッティングは筋力や柔軟性に応じてだから、初心者が形だけ真似ても走れない。まずは基本通りやるようにうちでは指導している。プロ経験のある監督たちもそう言ってるから恐らく間違いないだろう。
でも趣味でやってる「見た目重視のなりきりライダー」はその範疇じゃない。惜しまず機材もポジションも好きに楽しむ方が良いと思っています。
国スポ観戦記
2024年10月10日 木曜日
月・火・水と武雄競輪場へ通ってきました。ガラス張りでエアコンが効いた特別観覧席。国スポ地元の振る舞いで、飲み物食べ物お土産までいただいての観戦。
成年の部がA、少年の部がU-19のBと若干変わりBは高校生+大学1年生くらいとなってます。 そして参加選手枠も女子の部が増えて男子が減ったので、選手は種目掛け持ちで大変そうでもあった。
チームパーシュートとチームスプリントを走って、更に複数の個人種目を走る選手もいるから結構ハード。大ギアで何度ももがくだけでも足に来るのに、これを乗り越えるのも勝ち上がる条件のようです。
Aのレースは選手を殆ど知らないので、走りを見ながら覚えていったけど、Bは高校生の大会で印象的な選手をだいぶ覚えてたから、去年より楽しめました。
マトリックスの安原監督曰く「学生は素直で最高!。国スポ専門監督になろうかな?」と冗談言われてたけど、大きい挨拶できちんと反応する学生はこっちも応援したくなるもの。無知と経験不足に気付かず我を出すばかりじゃ応援してもらえなくなる。
各県の代表監督らはほぼ同世代が多く、「大会は同窓会みたい」と何人もが口にしていた。そこでの意見交換では全国共通の課題も多く、無駄なく伝えたい旧人と経験を積むまで理解できない新人のギャップを感じる。
そのギャップを最短で埋めるひとつが「素直さ」でもあるので、これも一つの才能だということ。色んな子がいるからね。
国スポ観戦してきます
2024年10月06日 日曜日
「国民体育大会」改め「国民スポーツ大会」佐賀大会はコロナプランデミック騒ぎで繰り下がって本日より武雄競輪場でトラック競技が始まります。
クラブの練習会と急ぎの仕事があるので今日は行けなかったけど、明日から水曜日迄現地で観戦してきます。会場が近いと移動が楽で助かる。
昨年の鹿児島国体は、長崎の選手があわや優勝か?と夢を見せてくれたので、今年はどれだけ活躍してくれるか楽しみです。
今年は高校生の全国選抜-インターハイと観戦してきたし、彼らの成長も期待しています。2,3年後はプロで活躍する選手も沢山いるはずなのでそのあたりも情報収集してきます。
7日から9日は店休日となりますのでご了承ください。
愛好会記録会
2024年8月28日 水曜日
「愛好会記録会」自転車愛好者が集うなんだか楽しそうな記録会。
実は「愛好会」とは名ばかりで競輪選手を目指す若者が、人生を賭け死に物狂いで練習する会。プロ試験前の長崎・佐賀合同での予行記録測定会だった。和やかな雰囲気など無い。
自分の頃を思い出すと今でも吐き気がするほど辛い期間だった。先は見えず、周囲とは時間も生活も隔離された別世界。同級生らと遊ぶことも一切無く、毎日ひたすら早朝から夜まで練習。
愛好会のメンバー中、殆どは夢を諦め涙と共に辞めていくが、親に食わせてもらい肩身の狭い思いで何年も浪人して努力の末に夢を掴む者もいる。
昨日はそんな連中の鬼気迫る記録会だったので、ストップウォッチ持参で観戦した。微妙なタイムだったアマチュア(プロ玉なので区別する呼び名)達に笑顔はない。よく分かるぞ、その胸の内。
特別参加の地元高校生でもプロ志望者らは受験仕様の機材で走るが、ギアは回せずディスクホイールの様なタイムは出ない。ましてやクロモリフレームに乗り替えたら更にタイムダウン。これが今の実力だ。
機材に助けられた走りとの違いをまざまざと感じただろうが、ここで心がへし折れたら夢は終わりだ。でもこれから本気でやれたら未来を変えることはできる。
肉体と精神の限界に挑戦する人生初の試練だ。思い残すこと無いよう頑張ってみろ。