全部書ききれない

闘争本能を呼び起こすのか男はこういうのに弱い。去年バトルシップアイランド（軍艦島）に行ってきたけど今度は本物のバトルシップ。

迎えの車に乗り米軍基地のゲートを潜ると艦長が出迎えてくれた。概要説明を受けるといよいよ艦内へ。軍艦島と違って乗船ブリッジはまったく揺れることなく船の巨大さを感じる。今まで乗った船で一番でかい。後に船というより空港つきの街だと思い知るのだが。

のこのこ艦長について行くと次々に敬礼で出迎えられて、なんだかこっちまで偉くなった気分。訳わからんうちに色んな人に紹介されて握手して立ち入り禁止区域に入れてもらってびっくりするもの見せてもらって、各部署の指揮官シートでふんぞり返っていい気分にさせてもらって・・・・と、あんまり色々ありすぎてブログじゃ書けないくらい。

普段の会話では大佐と聞いてもピンと来なかったが、艦長室の豪華さや周囲の反応を見ると格の違いは明らか。気安く一緒に走りながら「オラオラ」やって苛めてよかったのか？あとからヘリで降下してきた襲撃部隊にＡＥＣ包囲されたりしないか？などと不安が頭をよぎる。

この日は休日なのでクルーは少なかったと思うけど米軍には自転車に乗ってる人が沢山いるようで、元プロ選手というだけで話のきっかけくらいにはなる。こういうのは昔から感じてた「自転車競技やってて良かった」と思える瞬間の一つ。地位や職業に関係なく互いにリスペクトできる共通言語みたいなもの。

甲板にはオスプレイもコブラもハリアーもいなかったし、ミサイル発射ボタンも押させてくれなかったけど、鉄の扉をいくつも開けて進む迷路みたいな通路や急な階段は、まるで映画の世界。アスレチックみたいで筋肉痛になったけどわくわくした。

特別な場所にも当然フリーパスで指揮官気分を十分に堪能させてもらったし、レストランや巨大病院施設、スポーツジムや郵便局、床屋にATM・・・・。三千人以上が暮らせる街をＶＩＰ待遇で見て回るという貴重な体験させてもらいました。クラブのメンバーもいい特典あるでしょ（笑）　　Ｊｏｅｙありがとう。

そして金曜日はＢＨＲ艦上である式典に招待してもらっている。秘書はしきりにドレスコードを気にしているが、そんなの和服に決まっているじゃないか。日本人代表として立派に振る舞えよ。