眼鏡が増えた

自転車用サングラスもそうですが、老眼鏡もです。あっちにこっちにもあると便利な老眼鏡。老眼が進んだのか気合いが不足してるのか細かい字が見えにくい。眼鏡をかけると本当によく見えるので、目を凝らす前に老眼鏡を手に取るようになってしまった。

しかし常に手元にないと眼鏡を取りに行く時間がもったいないし、めんどくさがって読んだ数字が間違ってると秘書から教育的指導が入る。読むだけじゃなく書く時だってよく見えないと字は下手になる。

そんなこんなで老眼鏡を買い足していったらどんどん増えてきた。今では１０個あまり。店では半径１ｍに２個ある。たまに一か所に３つ固まっている。とにかく文字を読む所には全て置いてないと安心できない。まるで老眼鏡マニア。こんな時ばかりは年を取るのは嫌だね。

しかし普段は年を重ねることにある種の喜びを感じている。若いころには気付かなかった感覚と視点でものを見るのも面白いし、経験を積んだ自分と当時の自分を比較して気恥ずかしさを感じるのも楽しい。老眼鏡をかけるころに見えるものもあるということか。

無知と未熟と浅はかさと配慮のなさとその他諸々で失敗ばかり、勢い意外に何も無かったような自分の若いころ。それよりは年を経る事で見えるものが増えてきたのが楽しい。　とはいえ、いろんな人と会話してると相変わらず自分がまだ若いと感じる。未熟というか落ち着きがないというか、大人げないというか子供っぽいというか・・・・まだまだ見えてないものが多そうですな。

それに比べるとちょっと大人な部分（も）ある秘書。悪のりしすぎの俺をピシッと諌めるのが日課になっている。しっかり者なのはいいけど、まだ若いんだからもっと悪のりしろよ。人生ユーモアは大切だ。恥をかくのも勉強になると思うぞ。後悔もするけどな。

その秘書がいなかった大忙しの日曜日。普段任せている仕事を自分でやるのは大変で、パニック寸前。老眼鏡がなければ閉店だった。これからもスケジュールもいっぱいのＡＥＣは近眼と老眼でやってます。