本当に苦しかった

仕事は真剣にやっているつもり。でも自分が楽しまないとお客様も楽しませることができないと思っているからなるべく笑って会話できるように心掛けている。 冗談言ったり調子に乗って悪ふざけも多いので、度が過ぎて反省することも。

昨日は笑って会話する場面じゃなかったので、真剣な眼差しで仕事に関する打ち合わせをやっていた。自分なりにけじめをつけている。「キリッ」と。

しかし内容は秘書に任せた事務的なもの。自分が知る必要のないものや任せてしまったものは頭から消えていくのでさっぱりわからん。書類を見ながら担当者と秘書のやり取りを横で聞いていても全く頭に入ってこない。わからないことを理解しようとするので、ものすごい緊張を感じてた。そして真剣に聞けば聞くほどちんぷんかんぷんな自分の姿が可笑しくなってきた。

ついにあまりの緊張に耐え切れず笑いが出てきた。横では真面目に打ち合わせをする二人。ここで吹き出しては失礼と笑いを必死でこらえるが、抑えようとすればするほど腹筋のけいれんが激しくなる。 ばれないように顔を手で隠して歯を食いしばる俺。

その自分の姿を考えるとますます笑いがあふれてくる。もう止まらない。昔ばあちゃんの葬式でも同じことがあった。足のしびれと緊張感から笑いが止まらず自分が死ぬかと思うほど苦しかった記憶がよみがえる。そんなことを思い出せばどうなるか？ますます苦しくなるにきまってる。

隣でひきつけ起こす俺に気づいた仕事熱心な二人。冷めた目で突っ込まれ、裏返った声で「す、す、すみません」と平謝り（笑いながら）。・・・・たいへん失礼しました。

場をわきまえられる大人になりたいです。