スポーツエイドステーション アルカンシェル/長崎県佐世保市

失格とは

失格。 太宰を読んだことがある人間なら必ず脳裏をよぎる「人間失格」の文字。競輪では故意偶然を問わずルールを破った走りをすると審判長からの指示のもと、赤い旗が振られゴール後同県選手の気の毒そうな顔に出迎えられる。

まるでネズミ捕りでノルマを達成した警察官のように、柔らかな口調と裏腹にレースからの退場を宣告する職員。そして契約解除の烙印を押され一人帰路に着く。失格者には賞金はなくどんなに練習をつんで気合を入れて走ってもまさに無駄骨のただ働き。ついでに落車でもしようものなら骨折り損のくたびれもうけ。

何を隠そう自分、先月2場所連続やりました。公務員と対極の不安定要素満載のプロスポーツの本領発揮。当然収入はなく、おまけに夏には強制的に一月お休みさせられます。働かざるもの食うべからず、働いても食えない選手の脳裏をよぎる言葉はまさに人間失格?

言い訳すれば今の新人選手のハンドル捌きは悪い。競りがきつかった昔では考えられないような事故がある。一般道でもアクシデントはどこに潜んでいるかわからないし、車も含めみんなが真っ直ぐ走ってくれるわけではないという想定が大切。まさに人生そのもの。

いくら相手が悪くても怪我をした方が損をすることを忘れず、安全運転で走りましょう。(自戒)

スポーツエイドステーション
アルカンシェル

〒858-0925
長崎県佐世保市椎木町533-5
電話:0956-48-4131
建物裏側に駐車場有り
営業時間:
10:00~12:00
13:00~19:00 

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