選手の苦悩

コンタドールがドーピングでツールの優勝他を剥奪。

選手と薬で思い浮かぶのは２００４年だったかのパンターニの死。自分からすると違う生き物のような選手で、異次元の速さで山を駆け上った。下ハン持ってダンシングを続ける驚異的な姿に痺れあがった。

数年前からＥＰＯ疑惑で吊るし上げられ、ただでさえ苦しい競技の中、周囲から注目を集める選手であればあるほどの孤独感を味わい、プレッシャーで肉体、精神共に苦しんでいたと察しがつく。

その年２月沖縄の伊江島で訃報を聞いた。選手仲間と楽しいサイクリングの途中だったが、一気に意気消沈。常にハイテンションの競技生活の中から現実に引き戻された気分。その後飲んだビールは苦かった。

肉体と精神の極限で戦う選手達、常に上を見て走り続けるのが本当に幸せなのか？一体どこで息をつけばいいのか・・・・・