そして久しぶりに走ってみた
前週に続き2回目の初歩トレが終わった後、江里峠を上ってみることにした。念の為、店に戻れなくなった時のレスキュー隊として弟子2号を伴走させて。
3年ぶりの坂道。痛みを感じたら即引き返す気で走るが、峠入り口までは違和感程度で大丈夫。筋肉も使わないのでへっちゃら。
しかし心臓は3年の眠りから覚めていないので、徐々に苦しくなる。前を引く弟子がチラチラ後ろを見るので、「何見てる?まさか俺が千切れるとでも思ってるんじゃないだろーな!なめるな!」と脅したら、それから一切振り向かずペースを上げていく。どんどん上げていく。
おいおい、そこはジョークだろ。息遣いとか聞いて俺に配慮するところだろ?何か理由付けてペース合わせるべきだろ?飯だって食べさせただろ。3年ぶりだぞー。
情け容赦ない引きに、この一年の怨念を感じずにはいられない。心臓が全開で苦しい。タバコも吸わんのに肺が広がらん。小児ぜんそくが復活したのか気道が狭まってきた。もしかしたらこのままあの世へ・・・・
この何百倍も他人を追い込んできたので仕方ないと言えば仕方ない。苦痛に耐えつつやせ我慢しつつ久しぶりの江里峠の登頂に成功した。植村直己の気持ちがよく分かる。
それにしてもこのレスキュー隊、自分の仕事を忘れて事あるごとに俺を千切ろうとする。歩道の信号が点滅し助かったかと思えば加速して通過。俺だけ取り残される。しかも往復2度。そしてゴール前でも千切られた。くそう。
帰り道にちょっともがいてみるが、ここはさすがに負ける気はしない。でも今は無理しちゃいけないので手を抜いておいてやる。走りも体感できてやるべきこともまた一つ見えた。
来月9日にはこの江里峠でタイムトライアルをやるが、とても自分は参加できるレベルじゃない。が、とりあえず自力で走破できたのは進歩だ。来週は峠を越えて世知原に降りる。するといよいよ簡単には引き返せなくなる背水の陣。大丈夫か?
まだまだ様子見だし、心肺機能と筋力は運動不足のおっさんそのもの。どれだけ戻せるのか?皆についていけるようになるのか?はたまたごぼう抜きするのか?
クラブのメンバーの目は厳しいが、長ーい目で心大らかに優しく見守ってください。
スポーツエイドステーション
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