尊敬できる男
不謹慎と言われようと書かずにいられない。レスリング、アメフト、水球ときてボクシング。いやいやまだまだあるはずスポーツパワハラ問題。
先輩後輩、学閥、師弟関係と縦社会でのパワハラは、スポーツに限らず他の職場でもいくらでもあるはず。あるにきまってる。
ワイドショーでスポーツの問題が取り沙汰されるのは、頭悪そうなキャラクターが面白過ぎるからに違いない。直接の関係者はそれどころじゃないだろうけど、やじうま視聴者はたぶんそうだ。
ボクシングの“男・山根明”なんて完全にレポーターからもおちょくられている。ゴッドファーザーのテーマにあのファッション。自称「歴史の男」「神が与えた力」「無冠の帝王」「カリスマ」おいおい、どこまでいくねん山根節。面白過ぎるぞ。
しかし、現実離れじゃなくて「おるよなーこういうおっさん」と思えるところがまた面白い。実際俺の近くにもこんなのいたし。
今となっては笑い話も、向き合う当事者はたまったもんじゃない。だってこういう輩とは共通言語が無いんだからどうにもならん。よくある話だ。
ひとしきり“男・山根明”を笑った後に彗星の如く現れたスーパーボランティア小畠春夫さん。なんと同じ78歳!素晴らしすぎる。カッコよすぎる。名前の前に“本当の漢”をつけてほしい。78年の生き方が違った。
“男・山根明”は小畠さんをより際立たせる前振りだったとしか思えない。そんな演出は要らんぞ“男・山根”。そこまで自虐に走る必要はなかった。
家も車も金も目に見える持ち物には雲泥の差。そして人間性も雲泥の差。雲まで持ち上げられ落とされる“男・以下同”と泥にまみれた姿がカッコいい小畠さん。これはブラックジョークか?
こんな生き方をしている人がいることを知らなかった。尊敬します。
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