声を出そう
「声を出せ」「大きい声で挨拶しろ」「返事は?」学生時代部活をやっていた人なら誰でも先生や先輩から言われてきたはず。
自転車部でも声出しは一年生の最初の仕事。競輪場で周回練習をやる時に、周回毎に残り回数を数えさせられる。走っている選手も数えるし、脇に立って見守る新入生も数える。
最初は声が出せない一年生も先輩に怒られ大声が出るようになる。しかし走っているうちにきつくて声が小さくなる。そのうち意識が薄らぎ声が出なくなる。
頭をペコペコしだしフラフラになった生徒はハウスして落車。だから言っただろ声出せと。
返事ができなくなってきたら危険信号。一緒に走る皆に迷惑をかけないようにとりあえず声を出す。声を振り絞っていれば気合も入り持ち直すから、練習中意味なく叫ぶ選手もいるくらい。
休日に弟子を連れて練習に行ったら、後ろでいっぱいいっぱいの顔をしている。千切れるぎりぎりのペースで引くから苦しいのは当たり前なんだけど、これはやばいなという顔。もちろん返事なんてできない。
ようやく一息つける場所まで来て、いつものようにゆっくり左折の交差点を何故か直進していく。「おい待て!そこ左だろ!」慌てて曲がる弟子。
次の区間を過ぎ、一息つける交差点をいつものように右折するはずが、なぜかまた直進。「おい待て!右!」また間違えた。
その後同じコースを2周したが、まさかの2周目も直進。もう何も考えずに走ってる。
意識朦朧とは恐ろしい。普段は声も大きく返事が良いのだが、声が出なくなる時の頭の中はどうなってるのか? 注意しとかないとやばいと思った。
猛暑の中を走る良い子の皆さんは意識が飛んでく前に休みましょう。
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