ウォーミングアップ

手先はともかく、もともと生き方が不器用なのに器用そうと言われる事がある。人見知りで人前に出るのが嫌いだったのにそういう場に立つことが結構ある。運動も苦手で読書が好きだったのにスポーツ選手になった。なんで？好奇心が旺盛で「新しいもの好き」が原因か？それだけ苦手なことをやってるので、常にあひるのように水面下でじたばたしている。

天才はアップなんぞ必要ない。環境を整えることに苦心するまでもなく、なんでもいきなりできる。考えずとも自然と体が動き、適切な言葉が出てくる。しかし自分はそうはいかない。考え抜いても失敗し、気合を入れて準備しても空回り。いつもアップに余計な時間がかかる。選手時代は怪我が拍車をかけ、どんなに準備しても練習できずアップだけで終わる日も多くあった。なので無理やり環境を変えるために暖かい沖縄に移り住むしかなかった。

前回「アップ不足」と書いて思い出したが、なんでも真剣にやろうと思えば結局アップに時間をかけないとできないんですよね。なんとかならんものでしょうか？