第９回江里峠Ｔ.Ｔ

梅雨時とは打って変わって好天の日曜日、峠でタイムトライアル行いました。９回目の今回は佐賀や福岡からの参加者もいて、自分たちが計測できる人数ギリギリ一杯の大所帯。通り過ぎる車からは「何事か？」の視線を浴びて現地まで移動しました。

この峠のコースは、俺が中学生の頃から何百回となく上ってきた。汗を滴り落としながら走った記憶も、冬の早朝、凍てつく道をタイヤを滑らせて走った記憶も残るホームコース。　交通量は少ないし、ほどほどの距離に複数の勾配で変化に富む。後半は木陰を走ることができるので、熱をもった体にとっては神のご加護かと思うほど。　つまり最高のヒルクライムコース。

昨日のＴＴ、驚きは７０歳になった常連のＳさんが、またまた記録更新！おめでとうございます。７０歳でこの記録はすごいです。　バロックギアにセラミックベアリングとメカチューンを施し挑戦したＳさん。一歩でも前に進もうという意欲が素晴らしい。ただただ尊敬に値します。

それに引き換え高校生達よ。お前たちはもっと真剣に練習しろ。走る前からおじさんたちに気持ちで負けてる。大体スタート前に弱気な言葉を吐いてどうする？「お前はすでに死んでいる」状態だ。リタイアしようなんて気持ちが頭をよぎるのは自分に負けてる証拠。具合が悪いのは気のせいだからゲロッと吐いてすぐに打ち消せ。

そしてマルコメ。お前は職場体験で働いたことあるから名指しでいく。　こいつ過去２度も俺の前で遅刻しやがった。今回は遅れなかったが、７０分前に来るのは少し早すぎだ。加減の調整が効かんのか？　それはいいが、ゴール前に踏み止めるのは選手として失格。０，１秒でも記録を出したかったらハンドル投げるくらいしろ。ゴールはしっかり突き抜けないと、後ろから突っ込まれるか差されて後悔することになるぞ。人生然りだ。

それに引き換え、福岡から来た元プロと若者。常に明るく笑っているだろ。スタート前だって雄叫び上げて気合十分。記録が出ようが出まいが関係なく、大きな声と笑顔で楽しむことが大事だ。その積極的な姿勢がその後を変えるんだ。　お前たちに朝５時から県外まで道場破りに行く勇気と気構えがあるか？

趣味で走る大人の皆さんにはこんなこと言いません。程度はそれぞれでしょうが、人生のスパイスとして自転車で楽しんでもらいたいです。

ひとりで楽しむのもいいけれど、緊張感の中、自分を追い込んでみると新境地が見つかるかも。