選手を引退した９月、気合が抜けると体に変調をきたす事は分かっていたので、なるべく自転車に乗るように心掛けたが、やるべきことも多く筋力は落ちていく一方。途端にあちこち痛み出した。散々地面を転げ回った体には休暇も必要で、衰えないように休ませるのも難しい。

そもそも１０数年前沖縄に渡ったのも冬場は体が使い物にならないほど苦しんだから。自転車のトレーニングをやるのも辛いが、やりたくてもやれない方がもっと辛い。悔いを残さないため体が動く暖かい地へ移住した。

そして今年は本土での久しぶりの冬を迎え体調の変化に気付く。通年裸足で過ごしていた去年までは足先が冷えることもなかったが、靴下を履きだした途端冷え性のように足が冷たくなった。大した怪我もしていない肘がいつでも痛くなったのは携帯電話のせいだと思う。女子高生並みの長電話が終わると腕が伸びなくなっている。ハンズフリーマイクが必要だが独り言を言ってるようで話し難い。遠征先のベッドでは骨を切り取った膝や足首が痛くて眠れないことも多かったが今は快調。しかし日常の動作すべてを慎重にやらないと膝が外れそう。これで花粉症でも患った日には再び沖縄に逆戻りか？