スポーツエイドステーション アルカンシェル/長崎県佐世保市

今こそ自転車乗りましょう

8月に電話で話した先輩が遊びに来てくれた。何度か来たけど忙しそうだったから帰ったと聞いていたので、この日窓の外にその顔を見た時また帰らないかと心配したが入ってきてくれた。

久しぶりだとハグした体は前にも増して大きい。ずいぶん恰幅良くなってますが、食べすぎですか?貫禄ですか?聞くと一時期毎日2時間ほど歩いて痩せていたらしいが、仕事が忙しくなって毎日とんかつ定食食べてたら太ったそうだ。その体重じゃランニングは辛そうだし、もともとプロ選手なんだから自転車乗ればいいのに・・・・自転車乗る気は全くなさそう。

プロ選手の会話に「趣味で自転車やる人すごいよね」という言葉を聞くことがあった。もちろん趣味でバリバリ自転車に乗っている人の事だけど、「なんで1円ももらえないのにそんなきつい事をするのか分からん」という意味が込められていた。

当然自転車の楽しさが分からないわけじゃないし、自分を含め自転車が趣味のプロ選手もたくさんいた。それでもトレーニングの辛さやレースの緊迫感はとても楽しい趣味と言えるようなものじゃなかった。それはそれとして筋肉痛も息苦しさも様々なプレッシャーも楽しもうとしていたが、生活や生き様やプライドがかかっているし命までもかけて走っているので、開放感を感じる心地よさとはずいぶん違う。

そういう理由もあってか選手引退と同時にさっぱり自転車に乗らなくなる人は多い。何十年もしこたま走ってお腹いっぱいなのもわかる。俺だって「乗りたくなければ乗らなくてもいい日々」に戸惑った。ガタガタになった体を休めると気が抜けた日から2週間歩けなくなったくらい。かなり疲れていたと思う。

今の仕事柄、しばらく休んでまた走り出したけど趣味の範囲は楽しく子供の頃に戻った。風も景色も全てが違うしプレッシャーは皆無。どんなに肉体的に辛くても心は解放感に満ちて走れる。要は何を背負って走るかの違いだと思う。

重圧を背負って走り続けたプロ選手にこそ、引退後に自転車に乗ってほしい。先輩には長生きしてほしいから稲佐山と友達になってみませんか?やれと言われりゃすぐに自転車組み上げます。

ゆっくり話せたのは20年ぶりくらい?深夜まで本当に楽しい時間でした。会いに来てくださってありがとうございました。

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アルカンシェル

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