スポーツエイドステーション アルカンシェル/長崎県佐世保市

憧れの旅

CIMG9291パンクしたので助けて欲しい。大島にいるのでこれから船で佐世保に向かうとの電話。

しばらくして現れたのは旅の途中でスローパンクに悩まされた若い女性。おおっ!すごい荷物。ランドナーを駆り1年かけてぐるっと日本一周するという。仕事を辞めて日本一周なんて親は心配しなかったかと聞くと「このあと両親も車で日本一周に出る」らしい。そりゃ血だ。仕方ない。

大阪から来たこの女性、「毎日が楽しい」という気さくで明るいチャレンジャー。しかも礼儀正しい。当然そういうタイプじゃないと一人旅はやってられないだろね。

俺も日本一周を夢見たが子供の頃すぎて断念してる。最近読み返した「サイクル野郎」はユースホステルや未舗装の道路など時代を感じさせるストーリーで、装備も今とは比較にならない原始的。でも交通量が少なかった当時は今より走りやすかったんじゃなかろうか?

40年前はもちろんコンビニなど無いし、自販機も少なかったはず。当然携帯電話は無い。日本一周を経験した人たちは、どんな教訓を得てその後どういう生き方をしてるだろうと考えることがある。

小中学生当時は無理があるけど、大人になってからもやってみたかったとの思いは強い。こうして旅人が訪れる度に「今からでも遅くはないのか?」「まだ自転車で走れる今がチャンスか?」など現実との間で葛藤してる。

AECの駐車場にテントを張り一夜を過ごした彼女、翌朝記念撮影をしてスタートを見送った。元気で完走してね。

同性のチャレンジャーに刺激を受けた秘書も、せめて九州一周くらいはやってみたいという。俺もだ。ちょうど来店した常連さんも参加したいという。それならやるしかない。AEC臨時休業になるけど思い立ったが吉日。計画を練ることにする。自転車の経験も携帯電話もキャッシュカードもカーボンバイクも手に入れた今、感動の程度は違っても子供の頃の夢が少しだけ叶うかも。

手を挙げる常連さんはいるかな?(条件あり)

スポーツエイドステーション
アルカンシェル

〒858-0925
長崎県佐世保市椎木町533-5
電話:0956-48-4131
建物裏側に駐車場有り
営業時間:
10:00~12:00
13:00~19:00 

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