スポーツエイドステーション アルカンシェル/長崎県佐世保市

恩師の話

高校時代の恩師から電話があり、ずいぶん昔に預けていたものを返すと仰るので時間を合わせてお宅にお邪魔した。

この先生と競輪の師匠は自分の一番の恩師。二人には一生恩返しができないほどお世話になったと思っているので、自分にできることはいつでも全力で力になるつもりでいる。二人の功績で多くの選手たちが活躍できたし、今の自分もある。

何年も前に預けたものは、当時開催が決まった長崎国体で走る未来の選手の役に立つと思って先生に託していたものだが、自分は預けた事をすっかり忘れていた。でも先生は気になって仕方なかったという。律儀な先生らしい。

お宅でお茶をいただき、先生と奥様からいろんな話を伺った。終戦直後に郵便局で働き、自転車で走れるという理由で競輪選手を勧められプロになった。しかし教員になる夢を叶えるためにプロで走りながら高校、大学と進学。奥様と苦労しながら夢を叶えた。 その後昭和44年の長崎国体の自転車競技のため先生に白羽の矢が立つ。 苦労することはわかっていたので何度も断るが、どうしてもとお願いされ根負けしたらしい。

それから国体まではたった2年、運営と強化をたった一人で担い頑張ってこられた。今年の国体を顧みると当時どれだけ大変だったかよくわかる。2年で終わる約束が40年以上長崎県の自転車競技ために尽力された先生。天皇陛下にもお声をかけていただいたそう。

先生にお願いして生意気にも中学生で高校の自転車部に入れてもらった自分。知らなかった恩師の昔話を聞き、ありがたみを噛みしめてきた。

もっともっとお話し伺いたいのでまた行きます。奥様ともどもいつまでもお元気でいてください。

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アルカンシェル

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