とにかく腹が減る
だいたいこんなはずじゃなかった。貧乏育ちのせいか三食以外におやつを食べるなんて習慣はなかった。
毎食後に歯を磨いたらあとは何も口にしない。飲み物だってほとんど飲まないで大丈夫だから喫茶店に行くこともないし、なによりコーヒーは飲めない。たまに走りに行った先で自販機を頼る程度。子供の頃は水道の蛇口があればそれで十分だった。
それが大人になって40過ぎても続いていたが、アルカンシェルで働きだしてからというもの、とにかくよくお土産を頂く。自転車屋がこういうものかはよく分からないが、なぜか常時お菓子やつまみがある。秘書の「何か食わせろオーラ」が食料を引き寄せているのか?
そして目の前に食べ物があればつい手を出してしまうというもの。最初は秘書の「おなかすきましたね」に付き合ってただけだったが、これがいつもになると体が覚えてしまう。夕方になると腹が減って無性におやつを食べたくなる。最近では一人でいても我慢ができないくらい腹が減る。このままでは売り物の補給食にも手を出しそう。
歳をとってから覚えた遊びはタチが悪いというが、おやつの時間もその一種か。基礎代謝が減っているのに食欲旺盛で良いことはない。せっかくゆっくりしようと引退したのに、エネルギー消費のためにまた自転車に乗るという訳のわからない悪循環。
ニワトリが先か卵が先かみたいな話を考えて空腹を紛らわしている。
スポーツエイドステーション
アルカンシェル
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