タコ焼き

テレビでちらっと見たタコ焼きのシーン。それからというものタコ焼きが頭から離れない。食べたい…食べたい…タコ焼き食べたーい！

朝から悶々とタコ焼きのことを考えて過ごしていた日曜日。フロントメカの調整をしていても、商品管理をしていても、頭はタコ焼き。隣のから揚げ屋にたまに来るタコ焼きカーを期待してたが、その日はやってこない。ますます脳みそのタコ焼き濃度が上がってくる。坂本九のタコヤキソング・・・子門真人の泳げタコヤキ君・・・妄想で頭が混乱してきた。

こんな時秘書がいれば「ダッシュでタコ焼き買って来い」とパシリに行かせるのだが、さすがに俺が「タコ焼き買いに行ってきます」と貼り紙して店を閉めるわけにもいかない。秘書の野郎、今頃子供をあやしながら自分だけタコ焼き食ってるんじゃないか？とあらぬ疑いまでかけてしまう。このままじゃ人間不信になりそうだ。

そこに朝から走りに行ってたメンバーがぞろぞろ戻ってきた。１００キロ以上寒い中走ってきたので腹も減ってるらしく、偶然タイ焼きの話題になった。おっ！ちょい待て。そこはタコ焼きだ！話に割り込む俺。行き場の無いタコ焼きへの思いの丈を走り終わったばかりの人間にぶちまける自己中なおっさん。

すると「タコ焼き屋ならララにありますよ」との神の声。おー！今俺はあなたに後光が差したのを見た。そんな時は若輩者がパシリに出ると相場は決まっている。「今すぐタコ焼き買ってきてくれ！頼む、今すぐ食べたい。みんなの分も俺が払うから買ってきてください！後生ですぅー」てな勢いで、練習後の疲れなぞ無関係に鞭を入れ買いに行ってもらった。

タコ焼き屋の準備ができていなかったのか、待つこと３０分。気を紛らすために皆で腹筋運動しながら胃袋の戦闘態勢を整える。

偶然は必然だ。願望は熱意をもって諦めず、強く思い続ければ叶うと信じている。指を組み天を仰ぐ俺・・・・そしてついにその時は来た！おいでになられたタコ焼き様を皆で有難くいただきました。苦しゅうない、余は満足じゃ。

タコ焼き見た途端テンパって写真も撮り忘れた。皆さんご協力ありがとう。