とにかく落とす

数日前は本当に霞んでいた。朝は霧で１０Ⅿ先が見えないくらいだったうえに黄砂かPM２．５とやらで昼間もぼんやりした一日。どうせなら春のすっきりした空のもと走りたいね。

と言っても走れる日は限られているので、例の計画を遂行するため休日を利用して走りに行ってきました。体調が回復したひと月前から徐々に体を慣らして自転車に乗り出し、長距離走を計画してからは練習スケジュールも立ててやりだした。

じわじわと走る時間を伸ばして強度も上げてきたので、もう足が攣ることもなさそうだし、調子も上がってきた。ひと月でどれくらい走れるようになったか試すため秘書を連れ出し大村湾ぐるっと１３０キロほど走ってみた。　前日の天気が嘘のようにすっきりとした空気、気温もちょうど良く絶好のサイクリング日和になったのは（俺の）普段の行いの良さに違いないな。

今回はテストということもありいつもと違う走り。あと６０キロは走れる余裕をもってゴールすると決めた。秘書が立てた作戦は軽いギアで走ることとアップダウンで調子に乗って踏まないこと。分かったそうしよう。

スタートからのんびりペース。いつもなら時津まで追い風に乗ってバンバン先頭交代だが今日は違う。上りも無理せず軽いギアに落とす。向かい風でもギアを落とす。とにかく落とす。ひたすら落として落として落としまくる。すると後半いつもなら風向きが変わってヘトヘトになって後悔するところあら不思議、快調快調いくらでも足回る。絶景だって楽しめる。

時々アベレージスピードを確認するが、いつもとそれほど変わりない。なんでだ？あんなに息を切らして足一杯になって走ってた時とのんびりくるくる走っている今と同じペースだと？どういうことだ？

３０年以上競技をやってて気付かなかったが今ようやく分かった。自転車はゆっくり走ればきつくない。軽いギアで走れば坂道も楽勝。サイクリングはもがくものじゃない。

二人とも余裕でゴールし、温泉で汗を流した後は次の計画をねりねりしとります。