スポーツエイドステーション アルカンシェル/長崎県佐世保市

入院日記6

投稿日 2024年1月26日 金曜日

入院中は暇と思われがちだが、リハビリもアイシングも沢山あるし、検温、回診、食事、検査、風呂など定例義務は意外と多く、自身の動きもノロいので何かをやるにはこの合間の時間をつなぎ合わせるしかない。自主練も増やしたから昼寝もできない程忙しくなってきた。

病院での生活リズムにもだいぶ慣れたし、力の入れ処と抜き処も読めてきた。リハビリも無暗矢鱈に頑張っても無駄で、体の声を聞きタイミングが来た時にしっかりやると効果が上がる事を知っている。(なにしろ復帰のプロだから)

という訳で、身体も少し動けるようになってきた今、二つの新たなステージに入った。一つ目のリハビリではあの拷問マシーンを卒業し、リカンベントでペダリング。

最終的に拷問マシーンの限度角一杯も難なくこなせる様になり、所詮口ほどでもない機械だったと判明。まだ人間がロボットに負けるわけにはいかん。

リカンベントは空気抵抗が少なく、前傾を保てない一般人でも結構な高速で走ることができる仰向けで走る自転車。バンクで走った時はレース用バイクでないにも関わらずいいスピードが出て驚いた。あれ楽しいからいつか手に入れようかな?

これのリハビリ用固定バイクからスタート。ようやく自転車らしいものに跨がれる日が来た。

細かいことを書き出したら切りがないけど自分の自転車選手としての感覚がまだ残っていることにも気づかされた。きたぞー細胞が活性化する感覚、これからが本当の復帰(どこに?)だ。

ペダル上の足裏の感覚、クランクの長さやシートの角度、足首膝股関節の軌跡、インナーマッスルの動き・・・あらゆる部分と全体の連動に神経が巡りだす。40年以上折れ曲がっていた膝が真直ぐになった動きに感動すらあった。

今思うとこんなにバランス崩れたままで、かなりハンディ背負って走ってたな。俺って偉いわ(一応自分で褒めとく)おっさんなのに身長が2センチも伸びて別人になったぞ。

つづく

入院日記5

投稿日 2024年1月25日 木曜日

TVは時間の無駄だから入院中はPCと読書に勤しむ。病棟にも書棚があり 「ゴルゴ13」を発見。最近書いてなかったが俺は大ファン。何度本気で仕事を依頼したいと思ったことか。

彼のように超一流クラスになると簡単に会える機会はないが、なんと以前佐世保に来ていたことが判明!そうかあの時か! デュークに会える千載一遇のチャンスだったのに騒動に気を取られて気づかなかった。大失態。

1991年6月普賢岳の大火砕流の日、Gは任務を遂行していた。万が一どこかですれ違っていたら俺はすぐ気付くから、尾行して殺されていた可能性もある。会わずに命拾いしたのかも・・・・

助かった命で他の書籍も読んでいる。昔は入院中に100冊以上読んだこともあるのに、ノートPCと老眼を手に入れてから読書量が極端に減ってしまった。今回も持ち込んだのは6冊だけ。ネット以上に読書が大事と思っているのだが・・・

以前クラブのメンバーだった大学生に「趣味は読書」と答えると「えー?またまたー。本読むようには全く見えません」と言われた。完全にナメられている。一体どう見えてたんだろうか?

ま、そう見えない方が面白いと思っているので笑ってごまかしたが、その辺の大学生よりは余っ程読んでいるかもしれないぞ。

親の庇護のもとぬくぬくと暮らしている学生には想像できないだろうが、「敷居を跨げば7人の敵がいる」といわれている。競輪選手にでもなってしまったら8人だ。そんな社会の荒波で戦うのに最もお勧めできる実用書が「ゴルゴ13」だ。

就活に有利になることしか考えてない学生は、今すぐに読んでおいた方が良い。人事担当者に「G」の名前を匂わせれば別室で特別面接してくれるはずだ。

そうならなかった時は会社が悪いので諦めてくれ。

つづく

入院日記4

投稿日 2024年1月24日 水曜日

歩行器で動けるようになり、杖でよぼよぼ歩けるようになり、シャワーも一人で浴びれるようになった。可動域も行動範囲も日毎に広がっていく。

毎日着実に進歩している実感がある。人体の復活力はすごい。かつて大怪我から復帰した時、競輪関係誌に「不死鳥のごとく蘇った」と書かれたが、先輩からは「トカゲのように再生した」と言われた。フェニックスの方がカッコはいいが実際は地を這うトカゲの方が言い得ていた。

そんなトカゲでも身体は治ると強く思えば早く治るし、できると信じ込めば大抵のことはできる。今自分ができていないことは信じきれなかった領域だと思っている。

と恰好つけても、計測した杖歩行の速度は分速20mとトカゲより遥かに遅い。時速だと1.2km/hだが1kmどころか10分かけて廊下往復するのが精一杯。時がゆっくりと流れています。

俺は一人が好きなので個室に入っているが、廊下やリハ室で同じ病棟の老人達(しか見ない)の会話を聞いていると俺より早く次のプログラムに進んでる人たちばかり。専らの話題は今日の関節可動角度だ。

俺の次の日オペしたじいさんが固定バイクに乗り出した。俺もこっそり試したが膝が曲がらず全く乗れたもんじゃない。「あんたいい脚してるな。サッカーか体育教師でもやってるのか?」「いいえ腫れ上がってるだけです」「自転車はまだか?ペダルを回すにはサドルの高さをだな・・・」とか親切にアドバイスもしてくれる。  自転車に乗るためのオペだったのにこれはやばい?元選手だとは口が裂けても言えない。

遅れてる・・・俺の方が遅いじゃないか。みんな俺より我慢強いのか?と凹みかけていたところ、看護師が「違う手術なんです。あなたはもう少しかかります」との事。

だろーね。みんな傷口開けて乗ってるかと思ってたぜ。

つづく

入院日記3

投稿日 2024年1月23日 火曜日

あと一歩で信頼関係が崩壊しそうなリハビリではあったが、昨日は俺の2倍に腫れ上がった足を若くて奇麗なPTが優しくマッサージしてくれた。信頼関係復活。

そもそも俺はこの程度の痛みででグダグダ言うような男ではない(ほんとか?)。被災地では2週間以上風呂に入れない。まともな寝床もない。水も食料もトイレも足りない。もちろん雪の日だってエアコンなんて効かない。そんな方々に対して失礼。

一時期歩けなかろうが、仕事ができなかろうが、多少痛かろうが、ここは別格の待遇だと感謝しなければ。普通の生活は本当は特別な日々なんだ。

もし今ここで地震や火事が起きたら?何もできない俺一人では逃げ遅れて死ぬかもしれない。そういう人達が日本中にたくさんいるはずだから、自分が困った時を想像して、備えと互助の精神は大切にしとかないとね。周囲の人には優しくしましょう。

いつもと違う生活をすることで、日頃を見直すこともできる。痛い目にあっても美女に優しく揉んでもらえるし、不自由からは自由と有難みを知ることができる。

人生万事塞翁が馬。苦がなけりゃ楽だと判らないんだから痛みに耐えてリハビリ頑張っとこう。

つづく

入院日記2

投稿日 2024年1月22日 月曜日

手術翌日から始まった復帰プログラムは1時間の拷問を2セット+テクニカルトレーニングと自主トレ。あと大事な睡眠。寝ることで細胞を蘇らせている。

毎度のことながら復帰トレーニングの方が日常のトレーニングよりもしんどい。急激に落ちた体力と筋力と感覚を元の位置まで引き上げるのは結構な根性がいる。

しかも早期復帰しないと生活できないとなれば必死にもなる。がしかし、今の俺は元の位置もかなり低くレースを走るつもりもないし、プロ選手レベルになる必要は全くない。というより出来ないから昼寝しながら気楽にやれる。

なので皆さんが「焦らずやれよ」と言ってくれるように焦ってないのだが、予想外に病院側がグイグイやってくる。今やっとかないと後が大変だとかなんとか言って。

鉄は熱いうちに打てとでもいうように、かっ捌かれた傷跡を引きちぎるように機械で無理やりひざを曲げられる。(俺)「ちょい待ち!これまじ傷口開いてるでしょ?」(ナース)「いーえ破れた人はいませーん」(俺)「いや絶対これ血が出てるって」(ナース)「出たら見せてくださーい。おばあちゃんでももっとやりますよー」この繰り返しが毎回続く。激痛。

ちくしょう!女は痛みに強いともいうし、年寄りは筋肉無いから曲がるんだろ。『傷口破れて再手術になった例を知ってる』と俺は医療関係者から聞いて知ってるんだぞ。聞かなきゃよかった。 尋常じゃない痛みに「俺の手術は失敗では?」とまで疑心暗鬼になってくる。

しかも1時間後の拷問終了の時間だけは忘れず止めに来てねと毎回念押しするのに、ぴったりに終わることはまずない。5分~10分近く遅れて停止ボタンを押しに来る・・・・ううぅ俺の根性を試しているのか?いやフィジカルより先ずはメンタルから鍛え直せということか?  こうなったらナースコールだけは絶対押さん!根性見せてやる!と冷や汗たらしながら耐える毎日。入院中にかなり人間不信になった。

これを読んで思い出す仲間もいるだろう。修業時代にゴール直前で「あと200もがけ」と言われてた事、「1kmで垂れるなら1200全力で行け」と走らされたあの頃と全く同じ気分だ。この1秒の長さがわかっているのか?

医療従事者と患者の信頼関係を引き裂くこの機械だけは早く卒業したい。

つづく

入院日記1

投稿日 2024年1月21日 日曜日

いつも思うが、健康は失った時にしみじみ有り難さがわかるもの。そして自分の体が思うように動かない時の辛さは当事者になって初めてわかる。

現在人工膝関節全置換手術を受けて入院中です。ようやくPC開くことができるようになったので、AECが「廃業?」と勘違いされないようにできる範囲で更新します。

自転車のパーツと同じく何か一つ使えなくなっただけでも生活に不自由極まりない身体。経験上、頭>背骨や腰の中心部>下肢>上肢>末端かな?幸い脳みそはヘルメットのおかげで(たぶん)壊したことないけど、指先だけでも不自由します。内臓系はもっと大変かもしれません。

だから今回は中~低程度の不自由。将来を考えたポジティブな治療だし、日にち薬で回復する見込みがあるので楽観的です。

とはいえ麻酔から目を覚まし、朦朧としたままの数時間。徐々に感覚は戻るも引き換えに痛みは増し、体に力は入らず部分的に筋肉を動かすこともままならない。体にはチューブが数本、次から次に液体を注入されているし出してもいる。看護師さんがいないと死ぬかもしれない・・・くらいなにもできない。何度やってもうんざりする。

「普通の健康って最高だなー」「忙しい程やることが多いっていい事だ」「誰かの世話になるんじゃなく人の役に立てる時間は大事」とかいろいろ噛み締めることができる入院生活。

若くて健康で何でもできる時に「仕事なんてせず遊んで暮らしたい」とか思うのは単なる無いものねだり。アホな考えは捨てましょうね。

つづく

人口半減

投稿日 2024年1月17日 水曜日

2023年の名目GDPはドイツに抜かれ世界4位の予想。どんどん落ちていく。日本は人口が多いから一人当たりだと恐らく40位以下になるんじゃないかな?

そして2100年今の小学生がジジババになった頃、日本の人口予測は今の半分6300万人(俺はもっと早く減ると思う)。このままいくとどうなる?仕事は?

よっぽどお気楽か子供じゃない限り、2~30年前の日本とは比較にならない弱さに気付いているはず。あと10年いや5年後も今の政治家の質が変わらないなら「最速落下後進国」は明らかだね。

被災地よりウクライナや外国人留学生に税金献上し移民受入れ推進。アベノマスクやら停電で使い物にならないマイナカードやらを管理者都合で強引に押し付ける様な奴らは、日本人を救う気まったく無し。

それでも多くの日本人は「政治よりエンタメ」「今だけ金だけ自分だけ」「お上が何とかしてくれるだろ」なんだから仕方ない。いつか神風吹くと思ってるのかも?

もうこうなったら国民総貧乏の暮らし方、海外勢にこき使われる生き方、薬漬けで生かさず殺さずの食生活・・・突然来ても狼狽えずに生き延びる方法を探しとかないと。

でも投票を罰則付き国民の義務にすれば変わるかもね。

とりあえずマイナ保険証になる前に手術受けとこ。

明日から少しお休みします

投稿日 2024年1月15日 月曜日

若いうちは何でもできるから気付き難いことですが、おっさんになると日を追うごとにやりたい事ができなくなるものです。

やれるのにやらないのは自分の可能性を毎日潰していくという事。時は待ってくれません。

 

今思うと小学生の頃からよく転び、いつも膝に傷跡があった。怖がりのくせに「できないだろう」といわれるのが悔しくて高い所から飛び降り車椅子に乗った覚えもある。

中学の体育の授業で膝を骨折。半年以上自転車に乗れず松葉杖生活。散々周囲に持ち上げられていた頃で、子供ながらに天国から地獄に突き落とされた気分を味わった。  後に先輩を胴上げして落とす恒例行事を楽しんでいたのはその腹いせだったかも?良い子はマネしちゃいけません。

正直都合の悪い言葉は信じたくなかった。医者に「もう無理」といわれても(他にやれそうなことが思い浮かばず)自分にはできると信じ込みその道を進み続けた。この判断が吉凶を決めるのはその後の生き方次第。

おかげでその後も自転車ではよく転んだ(やっぱり)。救急車にも沢山乗ったし病院のベッドでも数えきれないほど眠れない夜を過ごした。そしてそこでも医者の意見は話半分に聞き、治ると治すと信じて行動した。

強靭な意志で努力を積み重ねてきた師匠が度重なる怪我で引退するのを間近で見て「いつ自分がそうなっても不思議はない。五体満足で選手生活を終われるだろうか」と恐怖と楽観の葛藤を繰り返す日々を過ごした選手時代。

記憶を遡って書いていると、ずいぶん自分の体を傷つけてしまったと思う。いつも意欲と制限の間で綱渡り。3歩進んでも2歩3歩下がる俺は水前寺清子状態。

そして明日から2018年以来の膝の手術に入ります。今回はサイボーグ化なので、20年後には4度目の手術が待っていますが、これまでの不自由を思うと復帰時の期待が最も大きいです。

休業中はAECのお客様、クラブのメンバーにはご迷惑をおかけしますが再開までご容赦ください。このブログで経過報告致します。

スタートしました2024年

投稿日 2024年1月09日 火曜日

ここ数年の混乱は収まるどころか元日早々波乱の幕開けになった2024年の日本。クライマックスは確実に近付いていますね。

天災に事故、強権の言論統制と保身の報道規制、政府が国民の声を無視して進める憲法改正など日本が崩れていくのを感じているのは俺だけじゃないはず。

政治家の倫理問題は今に始まった事じゃないけど、過去の例から証拠隠滅が分かり切っているのに何で抜き打ち捜査じゃないんだろ?またドリルでPCに穴開けてすっとぼけられるぞ。

裏で進行中の問題に比べれば数千万の裏金なんてゴミ程度の問題だからかな?

納得いかない矛盾だらけの世界だけど、口を開くものは(目白のように?)脅される。自分らのために戦ってる人を敵だと思い込まされて非難する。俺たちを殺しにかかってる奴らに金を送り票を入れる日本人。一体どういうことだ?

そういう世界から物理的にも精神的にも逃避できる方法を考えると、まずは何より心身の健康と体力が必要かな?ということで今年は自転車で体力作りと精神修養を決意しました。

その準備で今月16日からは膝の手術のためAECをお休みします。膝の手術はこれで3回目。

「プロ選手など無理。40歳では歩けなくなる」と日本の膝の権威といわれたDr.から告知されたのに、プロ生活を含め40年以上(あくまで誤魔化しつつのレベルだけど)使えたことを考えると、如何に自転車が膝に優しいスポーツかがよくわかる。

入院中は退屈なので病室にPC持ち込み、店の再始動時期をはじめ思いつくままここで発信しようと考えています。

現実に目を瞑りたくない方で尚且つお暇がある方は、店休日中もブログ覗いてやってください。

2024年もよろしくお願いいたします

投稿日 2024年1月01日 月曜日

2024年元日の朝は雨のち晴れ。重い雲がきれいに去って朝日が見られそうです。

明けましておめでとうございます。世界では重い話題も多い時代ですが、せめて身の回りの世間は明るい話題の年にしたいものです。

一人一人が未来に希望を持って良い世界になる方法を考える年に致しましょう。

年始早々AECは再起動をかけるための休日に入りますが、早く復帰して誰かのお役に立てる仕事をしたいと考えています。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

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このブログについて

スポーツエイドステーションアルカンシェルは長崎県で初めての自転車競技をメインとした会員制スポーツクラブです。

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