ピストレーサー2
2023年4月12日 水曜日
高校生の走りを見ておこうと思い、競輪場へ自転車部の練習を見に行った。
自前のピストを所有しているのは数名で、あとボロボロの借り物。強くなりたかったら自己投資は大事だと思うけど、いろんな事情があるのだろう。
クラブAECの卒業生には、後悔も言い訳もしないよう、俺らおっさん仲間が使っていた中古パーツも混ぜて安く組んでやることができたが、パーツ集めには苦労した。
選手時代にパーツやフレームは山ほどあったのに、捨てたり叩き売ったりで大量に処分してきた。こんなことならもっと沢山取っておけばよかった。
日本記録を樹立したフレームに世界戦を走ったパーツ。キングの手組みホイールじゃあ言い訳は無理。あとは自分を鍛えるのみ。
いよいよ今週末からピストデビュー。これからは選手としての走りを覚えていくことになる。
ピストレーサー
2023年4月05日 水曜日
高校進学と同時にクラブAECを卒業し自転車部に入るメンバー3人。これからは自転車が楽しいばかりじゃないかもね。競技をやれば当然苦しいことが多いけど、その中に大きな喜びや楽しみがあるから沢山見つけろよ。
慣れないバンク練習も最初は新鮮だろ?でもそのうち限界まで追い込めるようになってきたらもっと未知の体験ができるぞ。自分の意思と体が別人のようになって幽体離脱気分を味わえる。
入部を控え、この子らのピストレーサーを準備しだしたが、パーツの値上がりには驚いた。俺が使ってた頃の2倍くらい?どうなってんだこりゃ?
親の負担も大きいので何とか安く仕上がるように作戦変更。先ずは倉庫をひっかきまわし、KING三浦親分にも相談したら二つ返事で協力してくれるという。流石!いつも頼れる兄貴だ。
とはいえ普通に仕入れて売る訳じゃないので、時間と手間も掛かるが乗り掛かった舟だから仕方ない。ついでに俺の先輩に対する図々しさは折り紙付きなので、大阪から佐世保まで運んで来てもらうことになった。KINGのフットワークは軽い。
俺だけじゃなく自転車競技界の神様的存在、その他にもお前達が知らない所でいろんな人を巻き込んで組み上げてるんだから、しっかり練習して強くなれよ。自転車を雑に扱ったら許さんぞ。
選手は親やサポートしてくれる人がいて初めて走れる事を忘れるな。スポンサーやサポーターへ感謝できない奴は走る資格無し。
全てのパーツを入手したらすぐ調整に取り掛かる。もうちょい待っててくれ。
ヘルメット
2023年3月31日 金曜日
明日4月から全国でヘルメット着用が努力義務となる。努力と聞くと抜け道の様で被らない人もいるかもしれないけど、全員被った方が良いに決まってる。
被らない理由はなんだ? 髪型が崩れる?(誰も見てない) 格好悪い?(カッコいいのがある) 蒸れそう?(良いのは涼しい) 出費になる?(命安っ!) いずれも自分を守るには軽すぎる代償かと。
車のシートベルト義務が無かった頃を思えばわかるだろう。着用で致死率がずいぶん減った。ヘルメットもみんなが被れば当たり前になると思うけどね。
中には「自転車で転んでも頭なんて打たないだろ」と思っている人もいるかも。
確かに一人で転んだくらいじゃ滅多に打たない。ところがぎっちょん予測不可能の事態は突然やってくる。軽く走ってても車に撥ねられたら十メーター以上吹っ飛ぶこともある。(自ら実績あり)
運が悪けりゃ死にます。俺にもしヘルメットが無ければ何度死んでいたことか。命の恩人(恩ヘル)です。被っておけば大事になる確率を大きく減らすことは間違いない。
一度でも転んで頭を打った人ならわかるだろうけど、被らず走る恐ろしさの方がどんな拒否理由より勝ると思う。あーヘルメット様様。俺はヘルメット教か?
ヘルメットを選ぶ時は、アゴ紐締めて頭を振っても動かないヤツ選んでください。転ぶときは重たい頭から持って行かれます。
ついでに言えば一度でも落としたり打ち付けたヘルメットはご臨終。健康寿命も3年が目安です。
間違ってた
2023年3月28日 火曜日
5年に渡ってクラブの練習に付き合ってきた鉄の馬を交換することにした。
5歳若い彼女に乗り換えるかと思うと、ちょっと胸が躍る。「畳と自転車(?)は新しい方がいい」というくらいだから同じようなものです。
どんなにダッシュが効いた強力な選手や、どんなに上りが遅い選手に伴走しても困らないよう排気量をアップ。次は300㎞走だって楽勝だろ。次の休日にはシェイクダウンだ。
想定以上に納車を早めてくれたバイクショップの社長と年齢の話になり、「58歳になります!」と断言したら「え?違うでしょ?」との反応。
「いいえ、明日が誕生日で58になります!」と自信をもって答えたのだが、「生年月日を見ると私と一学年違いですが?」と言われる。
「ん?そんな馬鹿な!嘘だろ?」まるで小学生の様に二人で指折り数えてみると、どうやら57が正解のようだ。今の今まで今月で58、還暦まであと2年だと思い込んでいた。
「やった。一歳若返って儲けた」とか言いながらもイマイチ信じられず、もう一度PCで確認するもやっぱり57歳。なんてこった・・・衝撃を受ける俺。
56にしてボケが始まっていたのか?中学生のボケが伝染ったか?確かに最近自分の年齢が分からないと思ってはいたが・・・思い切り勘違いしていた。
でも年齢は気持ち次第。60だろうが70だろうが、エネルギッシュな爺さんも沢山いる。見た目だって人それぞれ。
どうせまた忘れるんだから、47歳になったことにしとくか。(オッサンには変わりなし)
間
2023年3月25日 土曜日
巷でも大盛り上がりだったWBC。日頃野球を見るわけじゃないが、俺も日本の全試合をTV観戦し、ドラマチックな展開と緊迫した空気を存分に楽しんだ。
以前話したプロ野球のベテラン選手が「野球は ”間” が面白い」と言っていた。確かに。
日頃TVの悪口言ってるくせに、こんな時は存分にTVを楽しむ。3S政策と知ってて観るのは問題ないと思っている。(朝ドラも同じく)
でもその中継の途中にニュース速報が流れたのは皆さんご存知の通り。国民の関心が野球に向いている ”間” に首相がウクライナ電撃訪問。しかも戦争中の国へのお土産が「必勝しゃもじ」!これが我々の国の代表とは・・・残念。
これまでも外遊の度に数兆円バラまいてる。ってことはまた血税を他国にプレゼントって事ね。
案の定、総額1兆円をウクライナ支援に充てるという。それが被害を受けた国民への純粋な救済となるならともかく、一体どこに流れていくことやら?
まるで総理のポケットマネーのように、次から次にばらまかれる日本国民のお金。「地元にG7招待するのに格好つかないから太っ腹に奢りまくりました。あとでお子さんやお孫さん達から徴収しますね」って事なのに。
この1兆円や、77兆円と言われる一部の奴らを儲けさせただけのバカコロナ予算があれば、どんだけ少子化対策や教育など将来への投資ができた事か・・・
戦後一時期裕福になったものの、今世界一急ブレーキで減速中の日本。自国民救済の方が先じゃないのか? 自分と一族の利益しか考えない間抜け政治家は退場してくれ。
今年初のT.Tは
2023年3月21日 火曜日
初めて走った時はどんな感じだったんだろう? もうずいぶん昔だから全く覚えていない江里峠。
中学生の頃に高校自転車部の先輩達と練習していて、この坂の下りで足が攣って動けなくなり、自転車から降りることもできず先生にどやされたことは記憶にある。
今思えば当時は「練習中水は飲むな」と言われていた時代だから、脱水症状だったのかも?それ以来40数年で足が攣った記憶は2度しかないくらい痙攣とは無縁だった俺なのに、今では筋力低下により試走程度でも攣りそうになる時がある。恐るべし運動不足。
その江里峠でのタイムトライアルは、諸々のイベントにより約5カ月ぶりと間が空いたものの、記録しているだけでも33回目のロングイベントになった。
中学を卒業した3人はクラブメンバー最後となる渾身のタイムアタック。そしてクラブAECに新しく入った成年メンバーがT.Tに初挑戦。初めての感覚はいかがでしたか?
学生らは2本走共に自己記録を大幅更新する目覚ましい進歩。ここに来てついに覚醒したか?
中でも驚きのタイムを出した新2年生はこれから練習量も増えるので期待できるぞ。新メンバーも初回とは思えないタイムで、その後の集団練習もこなせるセンス。ガッツもあるのでこりゃ面白くなりそう。
そろそろ新年度にもなるし、まだまだクラブ新加入の方をお待ちしてます。
疑問3 常識
2023年3月17日 金曜日
以前からTVは信じていないので、ネットや本や信用できる人の話の中から吟味して、信じるに値する情報を探すようにしている。一番は自分の体験。でも騙されたりもする。
タクシードライバーや一部の人達との話程度だが、親米国家とそうではない国の常識には大きな差を感じた。日本では利害関係が絡む情報に埋もれているので、疑い深い俺はそれを信奉してる人とは会話も嚙み合わず、違う意見がしっくりくることも多い。
例えばスポンサーで成り立つ自転車雑誌の情報は全部本当だとでも?スポンサー商品の批判ができる?自分の専門分野で考えれば分かるはずなのに、新聞が「プーチンは〇〇」「トランプは〇〇」と書けばそう信じ、TVが「〇〇は体に良い」と言えば疑いなく体に入れる。(ジョコビッチは違うけど)
でも世界にはその真反対が正しいと思っている人たちが、同じ数若しくは更に多くいたりもする。反対意見の人はみな頭がおかしいのだろうか?単に得た情報差の様な気もするが・・・
仮に、あくまで仮にだが、製薬企業がTV局の大スポンサーだったりしたら、今話題の薬に問題があったとしても番組がそれを叩けるか?もしNHKのバックに予算を握る政治家の利権や思惑が働いていたとしたら、クビと家族の危険を冒してまでサラリーマンがそれを糾弾できるか?報道に完全な独立性が保たれているのか?
とか妄想してしまう。あくまで妄想です。
少なくとも日本で聞くパンデミックに対する考えを笑い飛ばす国もあり、新たな真実が判明するにしたがって、これまで信頼していたものが恐ろしく危険だと分かり方向転換した国もたくさんあるのは事実。
帰国し飛行機から降りると、昨日までと違う景色が当たり前のようにある。「心底信じてたのに目が覚めたら絶体絶命」とならなけりゃいいけど。
33回江里峠T.T
2023年3月14日 火曜日
3月19日は7時半より「第33回江里峠T.T」を行います。
当店の顧客であれば参加可能です。
参加を希望する方へは詳細をお知らせしますので、17日までにAECへご連絡ください。
AECはその日11時に開店いたします。
卒業ライド2
2023年3月14日 火曜日
時間には厳しく指導してきたつもりだったが、よりによってこんな日にまた遅刻。先輩方より後に来てどうする? 今度遅刻したらそこで即クビにするぞ。遅刻する時は事前に連絡するか、面白い言い訳をするようにしろと言ってるだろ。
選手8名、サポート8名体制で236㎞の行程をスタート。車3台にスペアホイールも食料も積み込む。俺はスクーターで行ったり来たり。こんな万全の恵まれた環境で走れる有難みを忘れるなよ。
休憩の度に腹いっぱい食わせ、途中何度も声をかけ続け、それでも大きな返事が返ってこなくなったら危険なので降ろす。自転車乗ってて声も出せないようなら練習中止だと入会当初から言ってあるからな。
途中中学1年生が力尽き155㎞でリタイア(のちに復帰)。最も好調に走ってた3年生が古傷の痛みを訴えたので大事を取って車載。練習不足だった中堅成年がゴール直前でリタイア(残り15㎞)。残り10キロ余りから雨に降られたものの5名が完走となった。
1年前は30km走るにも泣き言言ってたような遅刻魔が、自らもがいてゴールは1位で飛び込んだ。おー、やればできるじゃないか。今まで本気を出したことが無いならこれからやってみろ。
日頃の練習や準備に差はあったけど、自分の限界はまだまだ先だとわかっただろ。
今日は卒業式。そして自転車部入部まであとひと月弱。最後まで頑張るぞ。
卒業ライド
2023年3月13日 月曜日
クラブAECの中学3年生3人の卒業を控え、2か月ほど前から準備を重ねてきた「卒業記念ライド」
どうせなら中学生のうちに自己最長距離へ挑戦させようと、計画してみた。
12時間で戻って来られる大まかなコースと、休憩や補給の仕方、走行速度の計算方法など計画の立て方を教え、3人に自分なりに考えさせることに。
刻々と決行の日は迫るが、なかなかスケジュールが出来上がらない。家庭教師も兼ねるメンバーの大学生が間に入り入れ知恵してくれるが、とにかく進まない。そもそも地図が読めない。
練習は自分で考え、自分の意思でやることが大事。練習のやり方や意味は今まで教えてきたから、その集大成を自分らで形にするのが目的だからなるべく手を出したくなかった。
作成期日は過ぎ、内容不備や計算間違いは多々あるものの、四苦八苦の末一応各自がタイムテーブルを完成。当日自転車に貼って、知らない道を「ここは右、あそこには何時に着く」と参考にしながら走った。
そして3月12日。天気予報に不安を抱えながらも朝を迎えた。また日曜が店休日で俺は仕事にならない(泣
次回へ続く