幕張メッセに行ってきました。フレームやパーツメーカー、代理店など沢山出展していましたが、全部じっくり見るには1日では足りません。目星をつけたところで話を聞き、普段一度に見ることができない製品の比較ができるので全体の流行も見えてきます。それにしても人が多い。重量4.1キロの完成車とかアームストロングやカベンディッシュが使った実車などは人だかり。試乗はそれぞれのメーカーで数十分待ち。しかもレース並みの集団走行でよく落車が出ないものだと思うほど。あれで自転車のどこまで分かるかは微妙。
4，50万のフレームでは大抵の人は不満は出ないと思うので、単にデザインの問題か？ちょっとどぎついものが多く感じる。それよりシンプルで走りが軽く価格を抑えたコストパフォーマンスの高い自転車が見たいけど、そこはショーなので仕方ないか。新製品のパーツや小物、ホイールなど触って試してまわり勉強になりました。

普段酒は殆ど飲まない。飲めないわけではないが、酒は友人との食事の潤滑油として飲む程度。特にこだわりも無くどんな種類でも問題なし。量は多くないが付き合い程度はいける。その程度なのでなじみの飲み屋も無いが何故か年に一度は銀座で飲む機会があり楽しませてもらっている。
今回は高級官僚や皇室の方も訪ねるという店。とは言えざっくばらんなママの親しみやすい店で、自転車の仲間が仲間を呼んでほぼ貸切で笑いっぱなし。またまた引退祝いを開いていただきました。ありがとうございます。しかしこの宴、2日前に結婚したばかりの仲間のお祝いも兼ねており、「理由は何でもいいから集合」という匂いがぷんぷん。写真は何故かその新郎とケーキカットをするの図。
何はともあれ佐世保じゃ聞いたこと無いカタカナ職業の仲間が官民一体となって自転車社会の環境整備の為に楽しく真剣に働いています。その活動のひとつが「グッドチャリズム宣言」略してグッチャリ。　http://www.cyclists.jp/card/
マナーアップと人、車、自転車の共存の為にこのサイトからグッチャリ名刺作成しましょう。

片山右京さん曰く、キングといえば自転車の三浦恭資、サッカーの三浦カズ、そして登山とスキーの三浦雄一郎。
雄一郎さんにはお会いしたことが無いが、面白いエピソードを含め魅力的な人だということは十分分かる。これまで何が一番怖かったか？との問いに崖を上りきった所でマムシと目が合った事と答えたそう。そんなもん？しかも手刀でやっつけたそうだが。カズさんはひとつ年下でトレーニングキャンプにお付き合いさせてもらったことがある。サッカーに掛ける情熱や社交性、前向きな思考など学ぶところが多い格好よく魅力的な方だ。何より奥さんがすごく美人なのが羨ましい。一緒に写った写真は遠近法のトリックかというくらい顔の大きさが違う。くどいようだがあんなきれいな人はそうお目に掛かれるものではない。
そして自分の師の一人だと思っている自転車の三浦さんも凄すぎる。現在、和歌山の高校生たちをコーチしているが、ロード、ピストと一緒に走りながら教える。全日本選手権の表彰台に立つ若者を追い込み、団体追い抜き３位のチームを引きずり回す。５０歳まであと数日だと思ったけど、いったい本当の歳は何ぼですか？
電話で高校生を手玉に取ったと喜んでいるキング。後輩選手の相談に「歳で衰える？そんなの気のせいやろ」と一蹴。いつか頭の中と体をX線で調べさせてください。

一通のメール、いつもながら突然大阪から友人が訪ねてくるという。これまでも何度か何も言わずに訪ねて来たが、自分はひと月の３分の１も家にいない男。いつも会うことができなかった。突然来ても無理だと分かりメールを送ってくれた。それでも到着２時間前。

スクーターに乗って現れた古い友人は、昔一緒に競輪学校を目指して練習した仲間。今では考えられないような悪条件と環境の中で苦しい練習に励んだ。
真冬の早朝から手足が凍傷になりながら走っていたので、シューズの上に靴下を被せるという画期的な技を編み出した彼を尊敬した。今は冬物シューズカバーを当然のように履くが、当時はあっても買えないほど貧乏。とにかく当時の冬は寒かったので今は楽勝。

少しだけ昔話をして旅立った友人は翌日雲仙を登山し、四国周りで大阪に帰るという。昔からチャレンジャーで早朝から島原半島をピストレーサーで二周の練習に行ったり、徒歩で一周に挑戦したり（これは確か途中棄権だったと思う）、限界に挑む変な人だった。今年２０数年ぶりに自転車を組んでトライアスロンにも出場した。まもなく５０歳だが職場の若手よりも好成績だったそうだ。ランニングを欠かさず、公園で懸垂に励む変なおじさんは今日も元気。また会いましょう。