「練習に行く」と言うのが普通だった数年前までと違い、「走りに行く」と言うようになっていた俺。「練習」＝「目的があるからやる」なので、レースという目的が無い俺にはただ「走りに行く」と言うしかなかった。

しかしこのところちょっと様相が違ってきてる。運動不足解消にと秘書を付き合せて走りだしてそろそろ１年半。赤子の手をひねるような運動だったはずなのに、気付いたら結構強度が上がってきたぞ。

原因は「念のため」に練習している秘書。こいつの足が上がってきたおかげで、たまに筋肉痛になる。

昨日は「サイクリング」参加者がいなくて全員が「練習」メンバーの走行会だったので、秘書も一緒に走ったが、走りは過去最強だった。最近まで時速１５キロで一杯だった坂道が１７キロで上れるようになり、ついに２０キロキープで上れるようになった。ちょくちょく振り向かないとすぐに千切れていた先頭交替で、そろそろかと後ろを見てもハアハア言いながらくっついてる。ならばとペースを上げてもしぶとく千切れない。

相変わらず走り終わると足が痛いの尻が筋肉痛だのうるさいが、おかげで引き締まってきたじゃないか。いつまでたってもきついのは、俺だって足を上げてるのだよ。

もうこれ以上走れないと選手を辞めたはずなのに、知らず知らずに走り込んでいる自分。無駄な脂肪も落ちたし気持ちいい汗もかく。飯もうまいし時々筋肉痛になるのは気持ち良い。「練習の目的」＝「健康のため」に切り替えると結構楽しいです。

今度秘書に本格的マッサージ勉強させてやってもらうか？

長文の秘書日記、ご精読ありがとうございました。今日は短くいきます。

６年ほど前に買っていつも一緒に全国各地を飛び回ったパソコン。高価だったが、持ち運びが容易なように軽く丈夫で壊れないという基準で選び、期待通り十分長期間頑張って働いてくれた。

しかしそろそろＨＤは容量一杯、体力の限界か？気合を入れろと励ましてきたが、動きが重たく無駄な待ち時間が増えてきたので、ついに新しいパソコンに買い替えた。

秘書の靴同様、後悔しないように結構ハイスペックなＰＣを購入。何て気持ちよく素早く動く！こりゃあ快適。未だ使いこなせていない部分も多いが、これに見合った仕事ができるよう頑張るつもりです。

「安物買いの銭失い」とはよく言ったもので、衣類など買ってみて失敗したものも多いが、そういうものは短期間の腰掛け気分で選んだ商品。やっぱりすぐに使わなくなる。良い物だけを使うようになるから結局無駄。

俺も自転車関係だけはこれまで同じ基準で選択してきて間違い無かったので自信を持って言えます。良い物買っておいた方が安上がり。

昨日はクラブのメンバーたちが２２０キロ走に行ってきた。無事に戻ってきたのが何よりです。

長距離走るのは体力だけじゃなく集中力の問題も大きい。１００キロ×２ではないきつさがあるから、みんなよくやったと思う。この冬もう一度行こうぜ。

１３歳の中学生の頃、何度か久留米まで往復２００キロを走った。これは後にプロロードマンになった友人がイワイサイクルさんに自転車やパーツを見に行こうというので一緒に走った。朝スタートしたら戻ってくるのは暗くなってから。途中交互にアタックし合いながら走ったこともある。帰宅時間を考えるとパーツを見る時間は１時間もない。今考えると恐ろしくバカ。

同じ頃、高校生の友人と０時発の夜行に乗り二日市で夜明けを待って熊本→島原→大村→佐世保と走ったこともある。電車の床に横になるが全く眠れない自分に対し、旅慣れてぐっすり眠る図太い友人。彼は北海道で一人旅とかやっていた。当時は何も知らずにそういうものだと思っていたが、２００キロを連日走るなんてプロ選手並み。

大村に住む友人は当然大村でサヨナラ。残り５０キロ以上は半ば居眠り運転で走った。後にも先にも自転車で走りながら寝たのはこれっきり。何度も路側に落ちて落車しなかったのが不思議。

サイクルコンピュータも腕時計もコンビニも無しでどうやって走ってたのか記憶にないが、どうにかなるもの。変な友人がいたおかげで加減が分からなくなっていた。

きついと思えば何でもきついが、やろうと思えば大抵の事は誰でもできる。自分が特別じゃないことは自他共に認めるし、自分は特別と思っている人ほど無知。

できない理由を探さずにとりあえずやってみよう。