スポーツエイドステーション アルカンシェル/長崎県佐世保市

進化なのか

投稿日 2024年2月25日 日曜日

50年程度の歴史しかこの目で確認はしていないが、その間も自転車は進化し続けてきた。

5→6→7→8と多段化が進み今では12枚は当たり前。13Sさえある。そもそも変速方法が膝蹴りからスイッチポチに変わったのは大きい。面白味は薄れたけど。

コッタードのクランクはコッタレス化しBB共々中空になった。ここはかなりの軽量化。剥がれ落ちる事もあるけど。

ブレーキの進化は言わずもがな。下りは命懸けだったフニャフニャキャリパーは、コントロールに十分な効きを通り越して握り過ぎ注意オートバイ並みの制動力にまで進化。その挙句ブレーキの効きとテクニックが伴わず、タイヤを太くするしかない有様。そのうちABS着くだろ。

空力とバランスとりながら共に進んだ軽量化は、剛性アップと電動化とDISC化等で逆に重量化するところが面白い。カンパがクイックレバー無くすとか進化か退化かよく分からん。

人力の強化を置き去りに一体どこへ進もうとしてるのか?外見は大きく変わったが素材の進化以外でどれだけ速く走れるようになったんだ?

メルセデスが掲げた2030年までのオールEV化はCEOが早くも「やっぱ無理」と進路変更面舵一杯。自転車もどこかでいきなり方向転換あるんじゃない?

行ったり来たりは面白いし、ファッション同様に流行回帰とかもある。過去にもドヤ顔で出したが消えて行ったアイデアも多い。だから進化の流れに乗ってその変化の波を楽しむのも趣味の世界では正解だろね。

今後も進化の過程は楽しみに思っているからそれはそれで良いが、乗り心地とか素人無視のゴリゴリスパルタンバイクも無くさず作り続けて欲しいと思っている。

そして独り勝ちトヨタ潰しで欧州勢が結束しても、実用が伴わなければ平気で前言撤回するように、仮にシマノが同じ目に合っても「世界基準の嘘」に振り回されないで欲しいです。

練習日誌

投稿日 2024年2月19日 月曜日

日々仕事をするという当たり前の生活にも順応してきた。動き回るのはもちろん、イスに座っているだけでも疲れていたのが、体の動きが良くなるにつれ楽になってきた。

膝の可動域を広げるために固定バイクのサドルを下げて足を回し続ける。関節がストップする位置が早すぎて尻が持ち上がるのを痛みに耐えながら慣らしていく。

一歩進んで半歩下がる毎日。レースに復帰とかじゃなく「不自由なくサイクリングできれば」と到達目標が低いので、選手時代と違い焦りは全くない。今は半歩進捗でも毎日欠かさず練習(リハビリ)する事に意味がある。記録を見れば一目瞭然。

筋トレとローラーを毎日2時間ほど。たったこれだけで今は満足できるんだからお安い御用。やりたくても出来なかったのが、やれるようになったのだから苦痛と感じないこの気持ちを忘れないようにしたいね。

自由に体が動きいつでもできる時はサボろうとするのに。時間なんていくらでも作れるのに忙しいと言い訳してサボろうとするのに。できなくなるとやりたくなる。人間はアホやな。

残りの人生が短くなって、できる事が少なくなる前に気付いた人は幸せ。若者を見てると時間の使い方が勿体ないとよく感じるが、程度の差はあれきっと俺も似たようなものだったろうね。

何度も痛い目に合って、体を壊して不自由な生活をして、おっさんになってとするうちに気付いてくる。この経験を今後にうまく生かせるかは意志の問題。だから忘れないように書いている。

少年よペーパーレスの時代かもしれないけど、練習日誌はしっかり(綺麗な字で)書いた方が良いぞ。

師弟関係

投稿日 2024年2月14日 水曜日

最近落語家の弟子が師匠をパワハラで訴えたというニュースを見て違和感を覚えた。

落語家は普通自ら頼んで弟子入りするから、弟子にしてもらっておいて師匠の指導が気に入らないと噛みついたって事かな?

その前提ならば弟子にはモノを教わる覚悟が無かったって事じゃなかろうか?指導方法は師匠次第。一度「よろしくお願いします」と頭を下げたのだから、指導が自分に合わないならその人を選んだ自分を責めるべきで、これまでの指導に礼を言って早く辞めるべきだった。

今20歳の学生で先生に殴られた子は少数だろうが、60歳で昔殴られなかった男はもっと少ないはず。それが普通なのだから憎しみを持つだけじゃなく殴る先生からも何かを学ぶ術を覚えていた。「そういう時代だから」と理由を付けて、どんな師匠からも学ぶことはあるのに自ら放棄してる。

芸を磨くために労働時間も公私の区別もなく働くことを有難いとする弟子もいれば苦痛に感じる弟子もいる。「師匠が弟子に合わせて指導しろ」なんて虫が良すぎると俺は思う。教わる資格なし。

どうせ丁稚時代に師匠の本意など理解できないし、全てを信じて従う気持ちが無ければ弟子入りなんて気持ちを持たない方が良い。自分に都合のいい所だけ教わろうなんて姑息な考えの弟子は師匠にとって迷惑でしかない。だから何度も弟子入りを断り気持ちを確認するんだろ。

伝統的な技術習得の世界に足を踏み入れるという事は「素人は黙ってやれ」ってことなんだからハラスメントなんて考えを持つこと自体、その世界に向いてない。進む道を間違っている。

師弟関係とはそういうモノじゃなかろうか?  これは判決と違う意見だから俺が異常なんだろう。間違っても俺に弟子入りしようなんて考えは持たない方が良いですね。

暗闇用心

投稿日 2024年2月09日 金曜日

おかげさまで少しずつ仕事の調子も戻り始めました。

今までできなかったことができるようになるのは楽しい。ここ数年は単に歩く事や立っている事が辛くて、他の動物なら死を待つだけの状態に近かったけど、今は違う。

40数年かけて悪化したパーツが一気に甦って機能を取り戻した。過去に歩くのが辛い経験をした人なら分かるだろうけど、普通に立ち歩く事ができる感覚はとても新鮮。これまでの苦痛が嘘のようだ。

なので調子に乗って早朝から散歩に出かけた。朝はまだ寒いと厚めに着込んだ。外はまだ真っ暗で路面の凹凸に気を付けながら暫く歩いたところだった。

駐車場から車がゆっくりこっちに向かって動き出したかと思うと、近付くに従い加速しだした。「あ、まずい!」とっさに手を振り運転手を見てアピール。

直前で止まった車の運転手も助手席の方も驚いている。「すみません!気付いてませんでした!」。窓を開け2度も謝られるので「大丈夫です」と挨拶してやり過ごしたが危なかった。病院にとんぼ返りするとこだった。

こちらも真っ暗な時間に対策を取っていなかったのが悪い。すぐに体に付ける反射材を購入し、自転車のテールランプで防御。

交通量が少なくても、歩道を歩いていても、リスクはどこに潜んでいるか分からない。これからも油断せずに行けよという暗示だったかも。

通常営業に戻ります

投稿日 2024年2月05日 月曜日

本日13時よりアルカンシェルの営業を再開し通常のペースへ戻ります。

店主が膝の手術のため休業していましたが、店内での仕事に限ればほぼ支障ないまで回復しました。幸い店内に固定バイクがあるので、リハビリも滞りなく進行すると思います。

休業中はご迷惑をおかけしました。改めまして本日よりよろしくお願いいたします。

Odds 完結

投稿日 2024年2月04日 日曜日

2006年以来長期に渡り描かれてきた競輪漫画「オッズ」がこの1月に完結を迎えた。

漫画の構想段階に作者の石渡治先生に紹介され、競輪の内部事情や自転車機材、トレーニング、選手心理など知ってることをお伝えしてきた。 高名な先生の名前は当然知っていたので全面協力。

当時俺が理事長をやっていた自転車競技普及のためのNPO法人も漫画に登場させてくれた(主人公が乗ったピストは劇中で俺が組んだ自転車)義理堅い方だ。 石渡先生からはリアリティ追及のためピストレーサー組み上げの依頼も受けてお届けし、活動の協力もしてもらった。

そんな縁もあり全巻サイン入りで送ってくださったコミックとプレゼントしていただいた先生直筆のキャラクターは、今も店頭と店内にアルカンシェルのシンボルとして輝いている。

微力ながらも長い間関わり選手引退後も競輪の雰囲気を思い出させてくれた漫画が終わるのはとても寂しい。競輪漫画としては最もよく描かれていて感情移入しやすい作品だと思っている。

後にスピンオフも出るそうなので、自転車競技に身を置く者に限らず是非全巻読んで欲しい。

2月5日(月)13時より営業再開します。

営業再開のお知らせ

投稿日 2024年2月01日 木曜日

2月5日(月)より営業を再開いたします。

3週間に渡り休養させていただき、AECのお客様方には大変ご迷惑をおかけしました。足の完全復調にはもうしばらく時間が必要ですが、着実に良い方向には進んでいるようです。

今後も変わらずアルカンシェルをよろしくお願いいたします。

営業日カレンダー

AEC14年経ちました



検索

タグやエントリータイトルなどキーワードを入力すると、このサイト全体から記事を検索できます。

このブログについて

スポーツエイドステーションアルカンシェルは長崎県で初めての自転車競技をメインとした会員制スポーツクラブです。

Translate »