おっさんの歴史と楽しみ
2022年4月29日 金曜日
おかげさまでAECオープンより12年が経過しました。ありがとうございます。
AECの歴史は高々そんなものですが、自転車の歴史はどんなものか?あらためて確認し、初心に返ろうとの意味もあって、先月新装開館した「シマノ自転車博物館」へ行ってきました。
あるわあるわ、お宝自転車の数々。売ればいくらか?とかの問題じゃなく、自転車の歴史の流れを生で纏めて見られるのは楽しい。
もちろん200年前からの展示物は知らないが、1960年代の自転車からは見たことあるものがちらほら。70年代になると「これ使ってた」とか「憧れてたけど高くて手が出なかった」とかになる。
食い入るように見ては撮影し、2周回目に入る。「ここだけは一人で行ったほうがいい」とアドバイスしてくれた先輩の忠告を聞いててよかった。時間を気にせず何度でも見る。足がくたびれて歩けなくなるまで。
歴代D/Aの展示は一気に比較できて面白いし、当時の自分と重ねて思い出も甦る。 (40年以上前の資料に自分の名前も見つけてきた)懐かしい。
店の記念日に、自転車の歴史と自分の歴史を振り返る良い機会になったと思う。
シマノ以外のパーツ展示物があればもっと良かったけど、それはあそこに行こうと決めてる所もあるから、次のお楽しみに取っておきます。
撮影した全部の写真を見て欲しいところだけど、紙面に限りがあるので興味がある人はご自身一人でどうぞ。
夢を叶えるには時間がかかる
2022年4月25日 月曜日
自転車が好きになった人なら一度は見た方が良い自転車工房。ワクワクするはず。
最初のフレームから最後のオーダーまで30年間。幸いな事に多数のフレームビルダーに工房を見学させてもらった。
その一つ「ナガサワサイクル」の工房は、中野浩一さんの世界戦を制したフレームに始まり、広い工場に限りなく多数の自転車関連の品や工具、機械類があり、桁違いの世界に圧倒される。何日そこにいても全てを見ることはできないほどで、当然夜を徹して会話は続く。
師匠が日本で最初に依頼した「ナガサワ1号」は修業したデローザのフォーククラウンが使ってあった。その記念フレームは弟子の俺が譲り受け飾っていたが、フレームビルダーの”神様”長澤さんが欲しがっておられたので、「あるべき場所に」と献上した。
ナガサワに乗り出した新人の頃は、まさか俺の名前が付いたフォーククラウンがナガサワのスタンダードになるとは思ってもいなかったが、とても名誉なこと。これが俺の選手としてNO.1の実績かも。
そして今回、10年以上前に俺が最後にオーダーした自転車が手元に戻ってきたので、製作者に製造工程の写真をもらうことになった。
緻密で正確な作業は彼をプロの職人に導いたが当然だ。これを仕事にしろと俺はずっと言い続けていたくらいだ。
完成当時もブログに写真は乗せたが、これはオリジナル作成の正確な1/10模型。
数百枚の写真とノギスで計測したデータから数カ月かけて作り出された。
ホイールもハンドルもペダルもチェーンホイールだって回転する。パーツは全てひとつずつ削り出し組み付けてある。ホイールだってピアノ線スポークをおちょこで組んでセンターを出してある。
完璧な仕上がりに日本一のプラモメーカー社長も納得。見事プロデビューとなった。やっぱオタクと変人が最高!
ずいぶん遠回りはしたが、好きな仕事で食っていける幸せを手に入れた男。これからがプロの世界で勝負だが、夢のステップ一段目を叶えて良かったな。
お前が有名になったら「鑑定団」に出すから頑張れよ。
タケノコ
2022年4月18日 月曜日
クラブAEC-Jr.と銘打ち、中高生を対象にメンバーを募り4月から練習を開始した。
中学生らと一緒に走り出して3週間。他のメンバーと一緒に走れるようになるまでは俺が引っ張ってやるぜ!くらいに思っていたが、その日は意外と早く来そう。
子供の成長はタケノコのように早く、おっさんの体力は足が早い(腐る方)。昨日も練習中に座布団1枚もらえそうとか思いながら走っていた。
新車を手に入れた中学生は、突然目覚めたかのようにスピードアップ。先週の教えを復習してきたらしく乗りこなしも上手くなっている。俺が教えた注意事項も守っている。
いいぞいいぞ、自分で何度も練習しないと耳で教わるだけじゃ上手くはならんからな。体でやるしかないのだ。
今のところおっさんと走っているが、この調子だとすぐに先輩方と走れるようになるぞ。自転車を乗りこなせるようになって道路のうまい走り方を覚えたら、もっと遠くへ、もっと速く走れるようになろう。
おっさんは踏み台だからさっさと強くなって、とっととJr.は卒業しろよ。長丁場になると俺がきついぞ。
新しいイベント(画像あり)
2022年4月07日 木曜日
旅行に行くのが好きです。何十年もあちこち飛び回って仕事してきたので、数か月も一か所に留まるとソワソワして我慢ができない。チャンスがあればいつでもどこかに行きたいと企んでいる。
コロ騒ぎで観光業界は大変なので、応援も兼ねて「GOTOトラベル」も何度か利用させてもらった。
そもそも「人流抑制・ロックダウン」とか言いながらマッチポンプで国は何をやりたいかわからない。でも旅行は好きだからと再開を楽しみにしてたら・・・・
なんと名称変更「ワクワクイベント」に! これギャグか? ワクパス出さなきゃ使えない差別イベントに改めるらしい。
ほほーう。接種は自由と言いながら、あちこちから圧力かけてワクの在庫処分したいわけね。効果がないことがバレて余った分は、捨てるの勿体ないから期限書き換えれば使えるし。治験のデータたくさん取らなきゃ怒られるし。もっとももっとも。
日本一頭が良くて官僚も議員もたくさん出してる東大の皆さんだって、きちんとルールに従ってるんだから、我々平民はお上の言うことに逆らっちゃいけません。
でも俺は、旅行のクーポンとリスクを引き換える気はないし、心臓止まらず自転車に乗りたいから旅行は自腹で行く。なにが「ワクワクイベント」じゃい。