今は全国的に名の知れた「佐世保バーガー」　大きな街に行けばインチキくさい「佐世保（もどき）バーガー」まで見かけることもある。先日知人との話題に出たので買って食べた。

子供のころは３００円あればうまくて豪華なスペシャルバーガーが食べられた。そしてそれが普通のハンバーガーの味だと思っていた。１０代の頃、競輪学校に入って全国から集まった同期生らと話していると「Ｍ」という有名なチェーン店のハンバーガーの味が最高だと言う。それまでに一度は口にしてみたが佐世保のハンバーガーとは比較にならない味だったので反論したが、何しろ佐世保で食したことがあるのは自分一人、田舎者扱いされ納得してもらえなかった。それから２０数年、佐世保のレースへ参加する選手達はこぞって佐世保バーガーを食べて帰る。「ハンバーガーがこんなにうまいとは知らなかった」と。

全て田舎よりも都会が優れていると思うのは幻想。発信力が弱く知られていないだけの誇れるものは沢山ある。他県から来た学生らと話していると、改めて地元の面白さに気付かされる。昨日は佐世保へ来た人と佐世保を出ることになった人の両方と話し込んだが、どちらもこの街を愛していると感じた。いいね。

クラブアルカンシェルの中でも頑張り屋のひとり、Ｓさん、日曜日に「種子島ロケットマラソン」に出場した。自身初のマラソンだったそうだが見事3時間台での完走！アップダウンのコースでもあり目標タイムには届かず、ヘロヘロでゴールしたと報告があったが、すでに年内の次のチャレンジを口にしていた。すごい意欲。しかもレース直前のアクシデントも乗り越え立派だと思う。

休日は自転車とランニングに燃え、スイムもスーツを揃えて研究している。それだけやれば疲れるかと思いきや、充実した仕事もこなす。かといって力みがあるわけではなく自然体に近く、プラスのエネルギーを放出している感じ。こういう方たちと話をしたり行動するのは心地良い時間だ。

良い雰囲気が周囲に伝染する場を作るのがクラブの使命。２０日のイベントと打ち上げも楽しみです。