楽しい練習が好き
2019年5月31日 金曜日
改元の騒ぎからまだ一か月。あっという間に令和に馴染んだ5月も終わり、そろそろ梅雨の季節がやってくる。
梅雨も終わると気温も上がりそれはそれで辛くなるので、今のうちにと先週の日曜日はちょっと足を延ばして交通量が少ない場所で極秘トレーニング。レースを想定していつもと違う練習をやってきた。
どうせやるならゲーム性を持たせてみんなでワイワイやる練習の方が楽しい。でも楽しい練習は浮かれすぎて勝手にやると危険もあるので、しっかりルールを決めて安全第一で走る。このルールとチーム編成とハンディキャップとコースが決まれば楽しいメニューの出来上がり。大事なのは仕込みと段取り。
コース下見にマップ作製。参加者の脚力に応じてハンディ計算しタイムスケジュールを印刷。よし、準備に抜かりなし。いつも通り自画自賛。楽しかったでしょ? 楽しく追い込める濃い練習ができたでしょ?
同じく各地のレースやイベントもスタッフの周到な準備があってこそライダーは楽しめる。俺は仕事のひとつで好きにやっているが、ノーギャラボランティアのイベントスタッフもたくさんいる。
走る人は僅かな参加費程度で運営ミスをあげつらったり権利を主張したりせず、「ライダーが楽しめるのはお膳立てあってこそ」という気持ちを忘れない方がいいと思う。優秀な選手ほど「自分は走らせてもらっている」ということを理解している。
押しつけがましいと思われようが、俺は走る人達に言う。補助員としての時間や車を提供してくれる人、差し入れをくれる人、準備を手伝ってくれる人達に感謝の気持ちを忘れないでと。
スクーターで伴走するおっさんはまだ楽しめるが、多くの縁の下の力持ちは走る姿を見ることもなく、礼を言われることもなかったりする。
なので、今年はメンバーに当番キャプテン制で準繰りに役割というチャンスを与えている。アドバイスはいくらでもするので、受け取る以上の喜びを仲間に提供してちょーだい。
締切間近
2019年5月24日 金曜日
気が付けばブログの更新が滞る。俺がブログ読者だったら「こいつ仕事さぼりやがって、まじめに働け」とか思うかもしれない。でも単にボケーっとしてたわけじゃなく、何かと慌ただしい時間が過ぎている。(サボってるのは本当)
「仕事が」ではなく「何かと」慌ただしいところがミソ。この二、三週間でいろんな人に会って話を聞いている。
突然やってくる一流自転車選手。テレビでよく見る顔。出世した懐かしの同級生。遠くて電話だけだったけど、お世話になったフレームビルダー。天才哲学者・・・まだ予定が入っている。
脳みそがついていけなくなりそうなのを必死でこらえてこの時間に集中する。CPUの処理能力を上げないとついて行けないので、他の作業が遅れる。つまりブログの更新が滞っていたという言い訳です。
暇そうな店を構えていると,いろんな人が立ち寄ってくれる。こっちも時間を捻出して出ていけばいい話も聞ける。出会いの中にある楽しい時間は大歓迎。時間はどんどん使いたい。いいネタ持った暇な人はいつでもいらっしゃーい。
んがしかし!俺には28日までに完結しなければいけない大仕事が待っている。全国民がご存知の「オリンピック観戦チケット抽選申し込みの締め切り日」今日明日が勝負だ。
考えれば考えるほど頭混乱してきた。雑誌編集長の友人は何十年も毎月これ以上苦しんでいる。俺には到底そんな仕事無理。
14カ月先の過密スケジュールを血眼になって立てる俺。頭に乳酸溜まってきたので脳休めにブログでも書いてみた。
果たして当選するのか? 鬼が笑う姿が見える。
競輪場へ
2019年5月13日 月曜日
佐世保競輪場で国体予選会を兼ねた市民体育祭に参加してきました。
今回はAECからも中学生からおっさんお姉さんまで8名が参加。去年までと比較すると、ずいぶんバンクの走り方もサマになっていました。
市民体育祭は、一般社会人がバンクを全力で走ることができる希少な機会。しかもピストレーサーが無くてもロードで走れる。
自転車が好きならタイムに関係なく走ってみるのもいい経験だと思う。たった1km、たった200mでも全力を出し切れるバンクならではの感覚を味わってもらいました。
ロードバイクでとはいえ、今回は良い記録が出たので、次は固定ギアのピストレーサーでもう一段上の感覚を味わってもらいたいです。
バンク試走のあと、たまたま現れた日本のスーパースター井上昌己選手が、快くサインと記念撮影に応じてくれました。競輪マニアのT君も感激して大喜び。
次の6月はピストに限るが、7月の県民体育祭はロードバイクでの参加も可能です。バンクはルールさえ守って走れば一般道よりも安全。マスドレースは無理でもT.Tなら初心者でも走れます。今回走れなかった人もぜひどうぞ。
誰か国体に出てくれないかな・・・
メンバーの条件
2019年5月07日 火曜日
GWの最後、AECの駐車場で毎年恒例のBBQ。新しく入会したメンバーやその子供たちも集まり、賑やかに楽しませていただきました。
開店時にサポートしてくださった方々のことを忘れない事と、今一緒に走ってくれるクラブのメンバー達への感謝を込めて開店記念日があるGWに催すようにしています。
今年はメンバーが増えただけじゃなく、若者が増えた。そのためおっさんたちの独壇場だったクラブの平均年齢がググっと下がってきた。現在36.6歳!悲しいかな俺を入れると37歳台になる・・・・
毎年毎年嫌でも年を取っていくというのに平均年齢が下がるとは、少子高齢化が進む日本において異常事態。国もAECの施策を見習ってほしいもんだ。
若者が増えるとおじさんやお姉さんの刺激になるし、チーム全体の活気が出る。しかしそれ以上に俺が最も望んでいることができるようになるのが一番嬉しい。
それは「知識と経験を利子を付けて次の世代に繋ぐこと」
昔立ち上げたNPO法人でもこうしてやっていた。何十年もプロで走ってきた選手たちが蓄積した知識と経験は、一生かかっても気づかないこともある。それを選手引退と同時に葬るのではなく、誰かに伝えていくことが日本の自転車競技界の発展になると信じてやっている。
今は小さな店でこじんまりとやっているが、俺が知ってることはメンバーに隠さず全て伝える。知らないことも多いので知ってる人に教えてもらう。ここで気づいたことを「自分だけ」なんてケツの穴の小さなことは言わず必ず次に伝えるのがメンバーの条件だ。俺はブラックだから教えない人には教えてあげない。
いいことばかりじゃなく、耳に痛い事も自転車に関係ないことも先輩から後輩へバトンを渡すのがクラブAEC。若者に合わせるなんてことはしない。
・・・が、それもこれも若者がいないと始まらないので、メンバーが増えると嬉しいのだ。
令和君こんにちは
2019年5月01日 水曜日
静まれ静まれーい!ここにおわす方をどなたと心得るー!先の皇太子、令和天皇におわせられるぞー!頭が高い!控えおろー!
令和元年の初日を記念して5年ほど前に撮影した当時の皇太子、新天皇陛下に再度登場していただいた。
後部座席で手を振ってくださっているが、写真では微妙。カメラも今ほどよくないし肉眼重視での撮影だったのでこれが精一杯。手前で振られる国旗が雰囲気を伝えていると思う。撮影当時の様子はこちら。
ここ数日、日本人でありながら全く知らなかった皇室に関する情報が盛りだくさん。退位による改元はやっぱりよかった。知れば知るほど日本という国に誇りを感じるので、やはり天皇制という伝統はすごい。
以前G7サミットに随行した方から聞いた話の中で、「世界の国々は歴史と伝統をリスペクトする。日本の皇室の歴史にかなうものはないという認識だ」と聞いたことがある。
貫禄にはやっぱり年季が必要だ。長生きしよう。