ついでに空港で会った人の続編　（どうでもいい話）

お相撲さんに匹敵する巨体で、ソプラノ歌手の岡本知高を見たことがある。飛行機に乗ると自分の後ろの席に座った。大抵タレントさんはマネージャーと一緒に行動してて、後ろから二人の会話が聞こえてくる。盗み聞きするつもりは無いが、なにしろ声がすごい高音。普段からあれ。

内容を暴露すると、終始座席ポケットにある「ゲロ袋（岡本さん曰く）」の話。本人「ゲロ袋」が気に入っているらしく、とにかく便利だ言うことを説明する。飛行機に乗ると必ず持って帰るそうだが、使う場面ってどんな時？歌手には必要なのか？確かに水は漏れない、畳めてかさばらないで便利だが、そこまで主張するほどのものか？延々と続く「ゲロ袋」の話に混乱する頭。ひょっとしてゲロ袋の会社からスポンサーかＣＭの話が来た？他の話は全く記憶に残っていない。

世界でも稀有と言われる奇跡の声で、たっぷり「ゲロ袋」の解説聞かせてもらいました。ありがとうございます。

おかげで「ゲロ袋」見るたびに思い出します。

空港は都市の玄関口。いろんな人が出入りしている。

最近はめっきり減ったが、頻繁に空港に出入りしていた頃があったので、スポーツ選手やタレント、財界人などいろんな人を見た。自分が顔を知らない有名人も沢山いたはず。知らなくてもすぐに目立つのはお相撲さん。何しろ体がでかいので遠くからでもすぐ目立つ。飛行機のシートに座れるのか？と心配するほど。ありゃ絶対二人分いる。それに前に座席があるところはどうなるのか？自分が前席だったら怖くて背もたれ倒せない。謎が多い相撲とり。

今回見覚えのある巨体が歩いてきたので眺めていると、小錦に似ているけどちょっと違う。小錦は以前も関空で横を歩いていたので知っているが、もっとめちゃめちゃ大きかった。今回は半分くらいにスケールダウンしたミニ小錦。よく似た人がいるもんだ。　　が、同行する人にも見覚えがあるから影武者か？

後に聞くところによると300キロから150キロまで減量したそうだ。どうりで小さかったはず。

健康に生きるには太ってちゃいかん。焼肉食いまくって弛んだ腹に気休めの腹筋運動を施す。まずいな。

友人Ｓよ一緒に「小錦５０分の1ダイエット」やるか？

外国人のお客さんから「明日からバカンスか？」と聞かれて「はい」と答えたので、バカンスという事にしておく。

沖縄に来てます。休みのようで休みでない数日。知人と時間が許す範囲で再会する。

仕事を忘れるためにパソコンや携帯電話も置いていこうかと思ったがそうもいかず、案の定いつものように掛かってくる電話にメール。置いてきたら大変なことになっていた。しかし部屋に閉じこもっていても仕方ないので、海に浮かび空を見上げてしばしリラックス。バカンス気分を盛り上げるために少し日焼けしてきた。

もちろん本来の目的であるツールドおきなわの下準備も済ませる。あ、土産買うのが目的だったっけ？まだだ。

幼なじみと話をしていると、自分が知らない過去の出来事をたくさん話してくれる。自分としては初めて聞く話だが、彼によると「お前もその場に居た」そうだ。うすうす感じてはいたが、過去の記憶があまりない。どんどん忘れていく。面白い出来事を詳しく憶えていて、何度も上手に話す人がいるが、自分は思い出せないので伝道師にはなれない。

その時はかなりのインパクトがあってずいぶん笑った話でも、しばらくすると忘れているので、何度聞いても面白い。話し上手な先輩からは「お前どうせ憶えてないだろうからまた話すけど・・・・」とも言われていた。やばい、落車のしすぎか？

しかし現在進行形の大切なことや約束の記憶はどうにか大丈夫。忘れずやるには、その時すぐにやるしかない。今のところなんとかこれで凌いでいるが、今日も頭パンパン。こんな状態なので過去の記憶を思い出す暇もない。それより今やこれからのことが大切。振り返っても過去を変えることもできないし。

脳みそのキャパシティーがショートケージ。忘れたときはごめんなさい。

久しぶりにゆっくり風呂に浸かりテレビを見たら、「欽ちゃん」「大将」こと萩本欽一さんのスペシャル番組をやっていた。子供の頃の№１コメディアンで、ずば抜けた視聴率王だった。

過去に食事をご一緒させてもらったことがあるが、最初テーブルで紹介してもらった時は誰だか分からないほどで、影の薄い小さなおじさん。だが、話し出すとその存在感は大きく、広範な知識とエネルギッシュなトークに惹きつけられた。さすが日本一のコメディアンはすごい。

欽ちゃんといえば野球好きが知られているが、実は競輪のファンでもある。しかもかなり熱狂的な。

いろんな所でいろんな人から競輪体験を聞くことがあり、それが縁で親しくなれることもある。おかげでこちらも数々の人生の達人から貴重な話を聞くことができた。今日はテレビを見て欽ちゃんの競輪に対する思いを思い出した。

店を構える商売をやってみて、何が面白いかって「出会いがある」ことに尽きる。

初めてのお客様と会話し、再び来店、やがて入り浸りになってくれる。待ちの仕事の割には毎日刺激を受ける出会いがあって面白い。

今日も新しい出会いがあった。お客様ではないが、きっとこれから長くお付き合いさせてもらうことになると予感させる出会い。人見知りだった子供の頃が信じられない自分。毎日毎日こんな面白い仕事やらせてもらってすみません。こりゃやめられんばい。

しかしたまには面白くないことも。それは無言で来店し、目も合わせず無言で出て行かれる方。電話やメールで名前を名乗らない方。もちょっとコミュニケーションとった方が人生楽しめると思うんだけど・・・・・・・・と常々思っていたら、今日お世話になっている横浜のバイクタウンさんのブログに同じことが書いてあった。やはり！誰でもそうだよね。

体育会系とまで言わないが、挨拶は元気にやろうぜ。