先ずは掃除から
クラブの学生達には「自転車持って来るなら綺麗にして来い」といつも言っている。だがいつも触ると手が汚れる。なんで隅々まで掃除できないのだ?ウェス一枚あれば徹底的にやれるはずなのに。
自分の中学生時代は毎日自転車を触らないと気が済まなかったので、何度も失敗しながら分解したり組み直したりを繰り返していた。パーツもホイールもバラして構造を調べ組み直すし、フレームは下手な塗装でカラーチェンジ。当然いつもピカピカ。それが楽しかった。
雨の日はひたすらチェーン一コマ毎にウエスを通し汚れを落とす。宝物なので他人に自転車を触られるのも傷つけられそうで嫌だった。
それに比べると親に買ってもらった高級車をよくそんな雑に扱えるものだ・・・すべてお膳立てしてもらったものが手に入るから有難みがないのか?
ならば手に入るまでの過程の一部でも知ってもらおうと、親に買ってもらった自転車の輸送用の箱や梱包材をひとりの学生に片付けさせてみた。
輪行バッグに詰め込む作業を教えて欲しいと来たもう一人の学生には、まず自分で試してみたか?と聞くと「まだ何もやってません」と言う。教えはするけど1から教わる前に自分でちょっとやってみた方が「何が分からないかわかる」ぞ。失敗しても良いから自分でもやってから来い。俺なら我慢できずに先に突っ込んでみるけどな。
掃除してないのでそこからスタート。案の定ボルトの緩みが見つかった。ほれやっといてよかったじゃないか。そのままだとまた親に負担をかけることになったぞ。
2人の作業を見てると面白い共通点が。当然初めてやる事なのでぎこちないのは分かるが、動きが遅い。太極拳の練習を始めたかと思ったほどスロー。一度にできることを2度3度に分けてやる。体全体を使わず手先だけでやろうとする。なるほど勉強になるな。
最初はみんな不器用だし失敗するのは当たり前。それでも繰り返しやるから要領覚えて上手くもなるし早くもできる。自転車乗って何年経ってもやらない限り上手くはならないぞ。とにかく先ずは自転車の掃除だけでも細部までやってみろ。
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2026年7月17日 金曜日