おじさん強し!
2020年6月28日 日曜日
72時間で観測史上最多の降雨量だったという昨日から一夜明けた日曜日、好天の中タイムトライアルを行った。
スタート地点はとても暑く湿気もあるが、木陰が多いコースなので途中はひんやりして気持ちいい。雨で流れてきた枝葉はあるもののコンディションは悪くない。
きちんと数えだしてから23回目。その前に何度もやっているので結構な回数を重ねてきた「江里峠T.T」俺が子供の頃はもっと麓からスタートしていたのでタイム比較はできないが、数えきれないくらい自走で上った道。
今回はベテランメンバーもビジター参加の方も頑張り、なかなかの好タイム。クラブのメンバーものんびりしてたら追い越されるぞ。
軽い気持ちで弟子1号にも「走らないか?」とLINE送ったら、「頑張ります!」との返事。なぬ?確かひと月程前、4年ぶりに自転車に跨っただけなのに本気か?
思い出したがこいつは超積極思考。「自分なんかできない、ムリ―」とか「練習不足だから今回はパス」とか(女だが)女の泣き言のようなことは一切言わない。気合いだけで肉体の限界に挑む女。
秘書時代に「できない理由を探すよりできる方法を考えろ」と口酸っぱく言い続けたのが身についたか?単に恐れを知らないだけか?・・・とにかく5年ぶりくらいに復帰挑戦した。
とはいえ明らかに運動不足の弟子1号&2号。気持ちが無いと走れないが、気持ちだけでも自転車は進まない。二人とも散々な結果に翌週の合同練習を誓っていた。敵前逃亡せずに挑戦した勇気は認めよう。
にしても半世紀生きたおじさんが記録を伸ばして1番時計とは・・・どうした若者?チャレンジ精神はないのか?走れない理由を探してないか?
メンバーの奮起に期待する。
また来年会いましょう
2019年12月31日 火曜日
2019年も残り数時間。ご来店いただいたお客様方、クラブ会員の皆様には大変お世話になりました。
今日の会議と修理作業で今年の仕事は最後。クリスマスに大仕事を一つクリアしたので、とりあえずやり残しなく新年を迎えることができそうです。
新年は3日9時30分よりAEC集合で走り初めを行います。当店に顔を出したことがある方ならどなたでも参加できますので、来年の新しい自転車習慣を検討している方はお試しにご参加ください。
そして4日5日とAEC開店。代わりに6日7日は2度目の正月休みとさせていただきます。
19日には初心回帰企画として小中学生を対象にしたジュニアライディングスクールの1回目を開催。以後も定期的に続けていきます。これはクラブのメンバーは大人でも参加可能なのでどうぞ。どれだけ走れるようになっても練習しておいた方が良い基礎トレーニングからスタートです。意外と大人の方ができなかったりして・・・
そんな感じで令和2年に移行することになります。どうぞ皆様も良い年を迎えてください。
県民体育祭
2019年7月12日 金曜日
県民体育祭の日曜日は幸い雨も降らず、佐世保競輪場で楽しむことができました。普段の行いがいいね。
AECからの参加者数も過去最高、応援も含め15名ほどが突撃。普段走り慣れないバンクではあるけど、ハロンと1km、パーシュートの3種目に挑戦し、記録はともかく皆さんそれなりに楽しんでいたようです。
短距離の一発勝負なだけにギア選択やスタートのタイミング、短いながらのペース配分と細心の注意を払って準備しないといいタイムは出ない。
なので本当は何度も何度も細部を繰り返し練習してレースに臨めたらいいけど、普通の社会人はそうもいかないのでその場でできる限りのレクチャーを済ませてタイムアタック。
こっちはもう他人事なので、「おらー、踏み上げろー!」とか「ペース上げろー!」とか言ってるけど、当時は「こっから踏み上がれば苦労するか!」と酸欠の頭で考えながら苦しみに耐えていた。おそらく応援するほど俺は嫌われる。
足一杯になったら動かないのは百も承知の上、容赦なくおっさん達に鞭を打つのが楽しい。老後の趣味とはこういうものか。
最近は若者も頑張っているので、おっさん優位だったクラブの勢力図にも変化が出てきた。さすがに若者は成果も早く上がるし回復も早い。俺の指導がいいのか?そういうことにしとこう。
今回チアガールの女子メンバー達も次回は走るようにね。
雨天決行
2019年6月29日 土曜日
今度の日曜日は江里峠T.T。定員に到達しエントリーを締め切りました。おおよそ2ヶ月毎くらいに刺激を入れるためにやっている、習い事で言うところの発表会のようなもの。
普段の練習会は雨天中止だけど、この日は事前に雨天決行をお知らせしていた。山道の上り坂だけを集中して全力で上る。あとは用心して走るだけなので、リスク0ではないが小さい。(そもそもリスク0で自転車乗れるわけなどないが)
自分が練習していた頃、梅雨時は喜んで雨の中を走っていた。山の麓まで車載で行ってひたすら上り坂を走る。そして下りはゆっくり。周回コースなので気が済むまで走ったら車に積んだバスタオルと着替えでさっぱりして帰る。
冬場じゃないので涼しく走れるから梅雨の練習は結構好きだった。土砂降りの時ほど「こんな日にやっているのは自分くらいだろ」と自己陶酔できる。でもレースは雨でもやるから雨の日の練習はプロなら当たり前。たぶん誰でもやっていた。プロの練習は「念のため」の積み重ねみたいなものだ。
今の俺にそれは全く必要ないので走ることはないが、T.T参加者には自己責任で走ってもらう。自転車掃除も覚悟しておいてください。
もちろん皆さんは趣味の範囲でやっているから無理する必要はありません。雨の日に走るのは心配もあると思うので、参加は自由。怖いと思う人は遠慮なくDNSしてください。
予報では結構いい雨が降りそうです。ずぶ濡れで汗もよだれも鼻水も分からないように走る経験が何かに役立つかも?と思う方は中途半端な気持ちを捨てて全力で走るようにね。
そこには走った人しか分からない満足があります。
先ずは基本に返って初歩トレ
2018年11月27日 火曜日
沖縄から戻り、溜まった仕事もひと段落したので「そろそろ自転車乗ってみるか」という気になってきた。
ひざの手術から5カ月、術後の違和感もだいぶ少なくなったのでローラー台は試していた。でも負荷がかかる走りをしていないので、夏場にほんのちょっとの坂道で感じた痛みを思い出すとまだ油断できない。
慎重に逆戻りしないように走らなければいけない。だっておっさんだから無理して被介護者になっても困る。
クラブに中学生のルーキーが入会したので、改めてメンバーの初歩トレーニングから始めるのにちょうどよい時期でもあった。これに便乗して自分も自転車にまたがった。
何年も自転車に乗っていたとしても自転車を乗りこなしている人は少ない。自動二輪免許取得のように8の字や一本橋走行、自転車を傾けての手離しやダンシングの重心移動、ブレーキングなど、効率よく走るのと安全に走るのどちらも役立つテクニックを遊びながら練習してもらう。
やはりというか想像以上にというか、皆うまくできない。女性メンバーが多かったが、参加してない男性もおそらく似たようなもの。パワーはあってもバランスと柔軟性が欠けているのは見りゃ分かる。でもこれは基礎トレなのでできて当たり前になっておいてほしい。
さすがに中学生は飲み込みも早いが、それ以上に返事がいい。何か指示するたびに「はい!」いい響きだ。部活で厳しい先生に鍛えられたらしい。そんな先生で良かったね。返事がいいと何でも教えたくなるものじゃよ。
一回やった程度じゃ身につきそうにないので、今後も遊びを取り入れながら何度もやって上達してもらう。基礎を身に着け危険回避能力と練習効率を上げるためにね。
俺にはその後の体力トレーニングが必要なので、2度目の初歩トレのあと意を決して走り出した。
やらなきゃ損
2018年10月30日 火曜日
三浦さんとやる講習会は十数年前のフレームバンクから。小中学生から大学社会人まで、公園や競輪場など全国いろんな所でやってきた。
講師は三浦さん以外にも日本を代表する選手や元選手達が、自分が持つノウハウを受講者のレベルに応じて教えてくれた。当然すべてを伝えることはできないが、理解できる人や意欲を持つ人には余すことなく伝える気持ちを講師誰もが持っていた。
自転車に乗れない女の子が走れるようになった時の笑顔と、ご両親の喜び様は今でも忘れない。競技に取り組む学生の真剣な眼差しも、自転車にはまったおじさんたちの「目から鱗」の瞬間も見ていて楽しいものだった。
当時はNPOで無償のライディングセミナー。日本中に自転車のすそ野を広げるためにやっていたが、今は力不足でごく狭い地域に限っての活動でしかない。ほぼクラブAECのメンバーくらい。しかも有料だし、情報入手はアンテナ張っていないとできない。
代償を払わずに何かを手に入れようと思っても得るものは少ないので、ちょっと高い敷居をまたいでくる人ほど多くの収穫を得ると信じている。
今回の一般参加者は申し込み時に情熱と意欲を感じたけど、走ってみたらそれ以上にすごい才能の持ち主だった。これは本格的にやらなきゃもったいない。
ジュニア世界戦で優勝したのは競技歴1年半の若者だった。長崎には競輪選手でも凄い天才がいる。日本にも才能を秘めた選手はたくさんいるはずだから、見つけた才能は埋もれさせないでほしい。
キング来佐
2018年10月28日 日曜日
今年三度目のキングセミナー。九州男児を守る会会長の三浦さんが佐世保にやってきた。ちなみに俺は副会長。
三浦さんは相変わらずいつでもどこでも自転車に乗る。朝から佐賀で練習してきたそうだ。近況で大阪での練習の話、先日走った店長選手権の様子やレースビデオを見ながらの解説で前夜祭から盛り上がる。三浦節はいつ聞いても面白い。
そしてこれからいよいよ練習に出発する。参加者は緊張感たっぷりの中,キングの指導を受ける。クラブメンバー以外からも参加者がいるが、積極的な行動を起こす者は得るものも大きい。
たくさん習得していってください。
合同合宿3
2018年9月25日 火曜日
「早く眠れたら」のはずだったが、そんなにうまくいく合宿なんてこの世にない。言わずもがな夜は遅く朝は早い。日ごとに早まる起床時間。必要ないのに3時に起きるおっさんは誰だ?
さあ練習3日目。選手の付き添いに過ぎないのに寝不足で幻覚見そうな極限状態。しかも腰が痛い。自衛隊レンジャー部隊の方から聞いた訓練の様子が確か同じだった。しかし立木と会話してないので俺はまだ大丈夫。
とにもかくにも今日の練習は俺がいないと始まらないので、気合いを入れてサポートカーと共に走りだす。何で選手でもないのに日の出に向かって走ってるんだ? 青春ドラマだと夕日に向かって走るのに、おっさんは朝日なのか?
そりゃどうでもいい。選手はそれどころじゃなく、必死になって朝っぱらから寝不足で走る。弟子曰く「親の仇」のような形相で。ちょいと気を抜くとコーチのパワハラが待っているから怖い。仕方ないだろ今流行りだからな。
ひとしきり走ったその後は、沖縄に向け秘密の練習に移る。ここからは素人は知らない練習。クラブのメンバーだけの特権なので非公開だ。体で覚えるまで何度でもやる・・・が、簡単には覚えられない。初級プロレベルのテクニックなので当然だが、熱意と意欲と素直さを忘れなければ、ある程度は身につくと信じている。
全5ステージとすると、今のところ3くらい。どこまで近づけるかな?
最後の練習が終わり、長崎名物を食べ、観光とAECでのおしゃべりで締め括った合宿。横浜からの遠征ありがとうございました。双方に有意義な4日間だったと思います。
今度はBTの練習会に参加できるといいですね。
合同合宿2
2018年9月23日 日曜日
起床は5時だったんじゃないのか?5時までゆっくり眠れるはずじゃなかったのか?
じじいの習性というか、遠征での緊張感が全員を早早朝に叩き起こし4時にはワンピースを着用。早すぎる・・・このゆとりの時間が夜に欲しい・・・しかし起きてしまったものは仕方ない。時間を潰したら集合場所へ発射!。
練習2日目は一年ぶりの諫早干拓。参加メンバーは13人。今年は好天で程よく雲が日陰を作ってくれる。この日のために数日かけて組んだ完璧な練習メニュー。メニューは参加者に合わせてハンディを設定。時間を計算し、順序を間違わずにやることが大事。そして練習後の分析までが練習。何より選手がしっかり走ることが前提で。さあやるべ。
練習内容は書かないが、異なる地区の選手との合同練習では、走り方も練習への取り組み方にも違いを感じる。気付いた人にはそれだけでも合同合宿をやった意義があるだろね。
目標がそれぞれなので、何が良いとか悪いとかはないと思うけど、「より良い成績」ではなく「一番上の順位」を目指す人なら「一番高い意識」を持って挑むしかない。誰にも見られていなくても。
楽しく走った後は鰻を食って温泉入ってワイワイ帰る予定だったが、一番楽しみにしていた俺に急用ができてDNF。鰻を食べ損なうという失態。くそー!一年待ったこの日だったのにー!なんでコンビニ食なんじゃー!
温泉で皆を待つ時間、悔しいのでこれでもかと風呂に浸かってやった。皆と合流してからも再度風呂。温泉でモト取ってやったぜ。
さらに八つ当たり気味に彼杵で抹茶ソフトを弟子からカツアゲし食べた。最低の師匠。写真は4人とも慌てて食らいついた後の写真で、本当はもっと盛ってあります。ジョーも復活してよかった。
ようやく今夜はゆっくりできる。そして早く眠れる。早くベッドに入れりゃ起床3時だろうが問題ない。疲労を取るためさっさと寝るぞ。
合同合宿1
2018年9月21日 金曜日
文字通り合宿。 先日横浜へ行った際に、飲んだ席で盛り上がり「んじゃ次は佐世保で走るか!」「おー!」ってノリで本当にやってきた横浜のショップ「BIKETOWN」からの二人。
ささっと仕事を調整し、エアチケット取ってレンタカー手配して、輪行バッグを担いで長崎空港へ降り立った。到着は夜だったので翌日からが3泊4日の合宿開始。夜も遅いし、ゆっくり眠って明日に備えるぞ。
・・・のつもりが何故か4時に鳴り響くアラーム。しかも持ち主はトイレタイムで全員起床。無駄に早起きしてしまったので、時間を持て余しつつ朝を待つが、西の果ては夜明けが遅い。しかも二人は興奮でほとんど眠れなかったらしい。ほぼ徹夜。
それでも俺の日ごろの行いが良いので、期間中はオールお日様マーク。心置きなく長崎を楽しんでもらうことになった。
初日は風光明媚な生月へサイクリング。その前にウォームアップがいるだろうと殺人マシーン1号でハイパワーとミドルパワーを初体験してもらう。
初めての割にいいモガキで白髪が増えたジョーと、丹下段平の (他人事が故に滲み出る笑顔)を捉えたのがこの一枚。”段平の心の闇” のタイトルでピュリツァ―賞候補になっている。そしてこの後猛烈な足の痛みと吐き気がジョーを襲う・・・だから無理するなと言ったでしょ(ウソ)
1時間ほどでなんとか復活し、佐世保バーガーで栄養補給してホスト役と共に生月へ向かう御一行。しかしスタート時間の遅れもあり、オオバエ灯台へ着くころには夕暮れのカウントダウンが始まっていた。現在地の報告を受け、全力走で帰るように指示。帰路はサイクリングとは言えない状況へ。それもまた人生。無事に戻ってよかったです。
ゆっくり風呂に浸かる時間もなかったけど、とりあえず夕食にはありつけた。明日から本格的なトレーニングに入ります。
シャンパンで乾杯し、睡眠不足を解消するべく日を跨がぬうちにベッドに入る。5時までおやすみなさい。