カンパまでが
ディスクブレーキの波は止まらないのか?ここ数年じわじわとロードにもディスクブレーキ装着車が増えてきた。シクロクロスを見ることが少ないので、過去にディスクと言えばMTBのイメージだったが、今やロードにもディスク。
ある人は「ディスクが必要なのはロードバイク。ロードレーサーはキャリパーを扱える人が乗る」と言った。
過去にもスプロケの枚数が増える度、Wレバーにインデックス機構がついた時、STIレバーに代わった時、「あんなのテクニックが無いやつが使う」とも言われたが、それは当たり前になったし、確かに便利。
しかしブレーキは本当にそうなのか?スルーアクスルが一秒を争うレースで便利なのか?クイックレバーを開発したカンパがスルーアクスルのディスクを出していいのか? こうなることは分かっちゃいたが、カンパのテクニカルセミナーで一抹の疑問を感じた。同じ気持ちの人も多いんじゃない?
競輪は何十年もの間、鉄のフレームと変わらぬパーツを使い続けている。ハイテンからクロモリに、コッタードからコッタレスにとかの変化があるが基本は同じ。メカによる条件差をつけず、技術と体力と精神力で勝負する。
競輪のハロンと同じタイムだけならアマチュアでも出せる人はいくらでもいる。でもあの機材と複雑なレース展開の中でプロと同じタイムを出すのは難しい。それがプロのレース。
誰もが安全に楽に走れるようになるのは大歓迎だけど、レースにおいては選手の体力があれば勝つだけじゃ無く、技術や精神力の差があるから面白いと思う。勝つために必要な要素が多いほど、総合力を手にして勝った選手が尊敬されるんじゃなかろうか?
機材が良くなりゃ誰でも速くは走れるだろう。そうなりゃ確かに楽しいが・・・・
いっそ一周回って蝶ネジ付けてみるか。
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