スポーツエイドステーション アルカンシェル/長崎県佐世保市

ツールドおきなわ その5

ドラゴンフルーツ 砂浜で戯れるメンバー、その奥にはビキニの美女達が 海の上を走る直線が気持ちいい 二人掛かりで挑戦も・・・ 万国津梁館も見学 お約束の万座毛

サイクリングで楽しんだ人、レースで自信をつけた人、落車、リタイアで悔しい思いをした人、出し切った人、出し切れなかった人、皆、自力で走ったからこそ感じる事ができた思い。この感動体験は、走らなかった人には味わえない。俺にも味わえない。

悔しい思いをした人達は、課題ができて良かったね。全力でレースを走れば自分に足りないものがすぐわかる。そして自分の良いところにも気づく。この日のために練習を積んだ自信があれば負けて悔しいが、不完全燃焼の一年だとそれが悔しくないはず。苦しい時に「俺は練習不足」の言い訳をして、すぐにあきらめ自分をごまかす事ができる。

誰だって理想よりは練習不足。やりたいことがすべて出来るわけじゃない。できる範囲のベストを尽くすだけだ。レース後どんな気持ちになったかを一年間忘れずにいてほしいと思います。

病院から生還したメンバーを出迎え、夜の打ち上げまでホテルでワイワイ。あの時こうしたああした、あんなことやこんなことがあった、笑った、ビビった、悔しかったと号外の記事やら写真を見ながら盛り上がる。

そして勢い付けて打ち上げ会場へ出発。この時間だけは俺もツアコンの仕事忘れて一緒に楽しむことにしている。調子に乗って腕相撲したおかげで肘の痛みが悪化したけど、そんなことはどうでもいい。今この時しか味わえない楽しさだ。

自転車に乗って楽しく感じるときってそれぞれだろうけど、苦しさの向こうにあるんじゃなかろうか?不安になるほど遠くまで走った時、ハンガーノックになった時、自分の意志で自分を追い込み、筋肉の痛みと呼吸の苦しさに生きている事を実感する。痛みや苦しみから逃れるほどに不完全燃焼の歴史が積み重なる感じがする。

更にレースを走るなら、苦しみに向き合い、痛みに耐え、恐怖を克服する必要がある。そんなことやらなくても走ることはできるが、いろんな苦痛に抗うことで反作用のように喜びや充実感が大きくなる。それに逃げてる人より格好良く見えるし。

知らない土地まで何時間もかけて冒険に行った小学生の頃、早朝に出発し200キロを走って満足した中学生の頃、きついと楽しいは一緒だった。肉体的には辛いが精神的にはテンションMAX。嬉しくて面白くて楽しくて仕方なかった。

「今30年ぶりに燃えてる」「自転車楽しくて仕方ない」と言うおじさん達の言葉を聞くと子供の頃を思い出して嬉しくなる。

この気持ちをたくさんの人に味わってもらう為(と、生きる為)に俺はこの仕事をやっている。

最終日は朝から観光に行ってきました。飲み過ぎたメンバーはホテルでまったりくつろぎ、元気なメンバー達と古宇利島へ。砂浜の向こうにはビキニで戯れる美女(遠めなのできっとそのはず)達が見える。この日は暑かったので日傘がいるくらいの観光日和。

土産も買って一通り観光したら那覇の空港へ向かった。あとは飛行機に乗るだけだ。

来年はもっともっと沢山の方達と一緒に沖縄へ行きたいです。あー楽しかった。

スポーツエイドステーション
アルカンシェル

〒858-0925
長崎県佐世保市椎木町533-5
電話:0956-48-4131
建物裏側に駐車場有り
営業時間:
10:00~12:00
13:00~19:00 

Translate »